教育産業は、子供の数が減っていることや公立学校の教育方針の変更、保護者の意識の変化で塾や予備校、教育サービスの明暗がくっきりと分かれたようなんです。
矢野経済研究所によると
教育産業全体の市場規模は
2022年は2兆8499億円
2023年は2兆8632億円

「学校教育に対する保護者の意識調査」
朝日新聞社とベネッセ教育総合研究所
2018年の満足度
「とても満足している」
「まあ満足している」は77.8%
2004年は63.9%。
満足度は14年ほどで
10%以上増加していました。

中間層に起きた変化
「ゆとり教育」は、
2002年から2011年の間に義務教育を受けた世代だと言われています。
2000年からは学力試験を課さないAO入試が普及し始め、受験を取り巻く環境も変わりました。
お母さんの意識変化は、学力だけの受験戦争という時代が終わろうとしているからかも。

この煽りを受けているのが、
ベネッセみたいです。
2023年4-12月の
「進研ゼミ」の売上は
前年同期と比べて46億円減
「こどもちゃれんじ」10億円減
 
進研ゼミ小学講座の延べ在籍数は、
前年同期と比べて102万7000人減
959万8000人。
進研ゼミ中学講座の延べ在籍数は、
前年同期と比べて25万2000人減
247万人。
進研ゼミ高校講座の延べ在籍数は、
前年同期と比べて9万人減
70万人。
こどもちゃれんじ講座延べ在籍数は、
前年同期と比べて104万8000人減
521万3000人。
会員離れは止まらないみたいです。
(※延べ在籍数は各年4月から12月までの月次在籍数の累計)

「進研ゼミ」は、
ゆとり教育時代は、学校の勉強だけでは不安なお母さんが増えて、入会てたんですよね。

でも、最近はお母さんたちが「学校の勉強だけでも大丈夫」と考えるようになったんです。

子供の数も減って、一部の進学校以外なら勉強しなくてもどこかには入れるようになってしまいましたし、私立高校も無償化が進んで推薦ももらいやすくなってます。

そうなると、やらない子は、適当にやって済ませている進研ゼミは、もったいないと思うようになったみたいです。イライラしながら、無理してやらせなくてもどこかには行けますから。

だからといって、勉強しないまま大人になっていくのは心配🥺