「授業についていけない」
「感情コントロールが苦手」

これは、境界知能かもしれません。

 「境界知能」の人というのは、はざまの領域だそうです。
 知能指数(IQ)
 平均域は「85以上115未満」
 知的障害と言われるのが IQが「70未満」
 IQが「70以上85未満」

 境界知能らしいです。

気づかれないことが多いようなんです。

ちゃんと勉強してないからとか、ちょっと出来が悪いくらいにしかみてもらっていないようです。

統計学上、人口の約14%にのぼり、

7人に1人が該当することになるそうです。

実際に中学校の定期テストでは
中1の1学期中間テストから
5教科で100点に届かない子が
学校にもよるが、15%程度いたんです。
200人の学年なら、30人程度です。

中1の数学は簡単な計算が多いにも関わらず、

10点も取れない子がいたんです。

 

指導要領が変わってからは

学校指定のワークと全く同じ問題などがなくなり、

理解できない子は点が取りずらくなっています。


それでも勉強していなくても、50点くらいとれるでしょ

と思っている人も多いのですが、

勉強してもできない子がいるようなんです。

子どもたちに様子を聞いてみると、

中学生になって

マイナスが出てきたときに、

普通のひき算も間違える

ようになる子がいるそうなんです。

何度やっても間違えてしまうようなんです。

 

数学だけでなく、

読解力がない

記憶力がないなどで

漢字も十分に覚えていないため

すべての教科でできなくなるようなんです。

この子たちが、

普通クラスでそのままテストを受けるのは

いいことなんでしょうか。

 

この子たちも友だち関係もあるので

普通学級から離れることに抵抗があると思います。

他に対応できる場所がないのが現実です。


中1で理解できないのであれば、

中2、中3はさらにできないわけですし

学校でできないままで疎外感が出てこないんでしょうか。



このまま、大人になっていくにしても、

何か別の方法があるのではないでしょうか。


その子たちは。悪い子ではないのですから。


ただ、社会に対応できずに、

悪い方向へ進んでしまうことも、
「ケーキの切れない非行少年たち」
に書いてありました。

 

障害があると認めてもらった子は支援がありますが、

境界知能の子たちは、学校生活に適合出来なかったら、

社会にも適合できず、支援も受けられないんです。

 

学校生活を送る間になにかできることはないんでしょうか?