マークシートになるため、文字を書く必要がありません。

 

しかし、愛知県公立高校入試は、英語・数学を除けばほぼ選択問題でしたから、内容はそれほど変らないか、選択の仕方がやや難化するのかもしれないですね。平均点は少し下がるかも。ただ、上位校のボーダーはあまり変わらず、変化に戸惑って点数を落としやすい中の上から平均点付近の学校のボーダーが下がる可能性あり。

 

【数学】

大学の共通テストと同様なので、選択及び自分で計算した値の数字を選ぶことになり、難易度は変わらないと考えられます。ただ、マークすることでミスに気づきやすくなるかもしれないので、普段ミスする子も実力を出せるかもしれないです。平年並みか1~2点アップするかも。

 

【国語】

マークシートになることでより内容を理解する読解力が求められることになると考えられます。
傾向は大きく変わらないと思います。要約する内容が、おそらく選択の組み合わせとなります。今までも、決められた言葉を使って書かせていたので、難易度はそれほど変わらないと考えられます。文章にするのが苦手だった子には多少楽になるかもしれません。漢字は語彙と合わせての選択になると考えられます。記述がなくなっても、おそらく平年並み。

 

【理科】

今までも、問題文は長くて、複数の図・表・グラフをもとに判断する問題が中心でしたので、「読解力」「思考力」が必要だと思います。生物や地学分野でも、選択肢だけを見てすぐに正解がわかることはないので、問題文から、何を意味しているのかをよく考えて正解を選ぶ必要があります。化学・物理分野の問題は比例を使うことが多いですが、単純に表をそのまま使うだけでは正解が導けないようになっていたので、難易度はそれほど変わらない気がしますが、今まで以上に選択に仕方は難しくなるのかもしれないです。選択の仕方が変わるだけで戸惑って1~2点下がるかも。

 

【社会】

社会も今まで選択問題だったので大きな変化がないように思われがちですが、最近の定期テストは社会が複合的な知識を求め、資料を読み取る読解力、思考力が必要になって、点数がとりにくくなったと言われるので、人によって難しく感じる入試になるかもしれないです。

最近は、2・3問完答で正解になる問題が定期テストでも多く見られるのは、学習指導用要領の関係かもしれないです。ということは、入試もそうなる?

そうなると、社会が難化する?社会を知識で乗り切っていた子は厳しいことになるかもしれないです。定期テストの状況で考えると3~4点下がることも。

 

【英語】

今年度からマークシート形式になるので、英作文や記述問題がなくなり、つづりがあいまいでもなんとかなるのですが、その分内容が難しく、読解力、細かいところまでの文法力、そしてリスニング力が総合的に求められるようになるのではないでしょうか。
大学入試の傾向から考えても、たぶん今までより図や表が多くなり、英文から読み取る力も求められると思います。

ということは、英語は書かなくてもよくなった分難しくなってしまうかも。記述がなくなっても、不慣れな問題に2~3点下がるかも。

 

【5教科】

上位・下位層はマークシートによって若干点数が上がり、中間層は問題の変化に対応できず点数を下げることが予測される。

上位2割の平均(旭丘・明和・向陽・菊里など) 平均96点 ⇒令和5年 98点

中間5割の平均(熱田・長久手・中村・北など) 平均60点 ⇒令和5年 53点

下位3割の平均(小牧・瀬戸・犬山・東郷など) 平均36点 ⇒令和5年 39点

                  全体平均 60点 ⇒ 令和5年 57.8点