共通テスト初日に会場の東京大学前で、

受験生ら3人を刺し、

現行犯逮捕された少年

「僕は来年東大を受けるんです」

「偏差値73の高校から来た。実力はある」

と犯行時騒いでいたようです。

少年は調べに対し、

「1年くらい前から成績が上がらず悩んでいた」

と供述しています。

その高校は、とても評判の良い高校で、

ふだん成績だけを評価するようなことはしていませんでした。
しかし、少年は事件を起こしてしまいました。

なにが彼をそうさせたのでしょう?



運動能力は個人差を受け入れやすいのに対して
学習能力は努力で埋められると思っている。

運動は体格差など見るからに違いを感じますが、

脳は見えないため差を感じていません。
また、学力は将来に直結することも多く、

努力すればなんとかなる

という気持ちも強くなります。

現実は、運動能力と同じで、

努力すればある程度はなんとかなりますが、

そのなんとかなるレベルも個人差があります。
運動は見るからにできないため、

努力さえもできない様子が見えます。

脳も同様です。

しかし、勉強に関しては努力できないと、

怠けていると思われてしまいます。

運動では、普通の人が努力しても100m10秒は切れないと思えます。13秒、人によっては15秒でさえも無理とあきらめても文句は言われません。

ちょっといい結果が出たとしても、

親がプロ野球選手でもプロ野球選手になれると期待する親は少ないのに対し、

親が医者で勉強ができた経験があると、

医者になれると期待する親は多いと思います。



実際は、そうではないのに・・・
子どもは、

その期待に応えようと必死になるか、

その期待に反抗してしまうか・・・
もし、その能力がなかったら、

悲惨な結果になります。

やってみなければ、わからないことですが、結果がすべてだと思わせてしまっては結果が出せなかったときが心配です。

 

その子には、その子の良さがある。

親がまず、それをわかることが大切です。

 

そうすれば

少なくとも、人を巻き込んで

自分も死ぬなんて考えないと

思います。