男子プロゴルフの石川遼(20)=パナソニック=が、異例の先乗り調整で今季初Vと大会連覇を狙う。三井住友VISA太平洋マスターズは10日、静岡・太平洋C御殿場C(7246ヤード、パー72)で開幕する。石川は前週の5日にコース入りし、7日も18ホールの練習ラウンド。既に計54ホールをこなすなど気合十分。2008年のプロ転向以降トップ5を逃していない「大好きなコース」で1年ぶりの勝利を味わう。

 通常の会場入りは大会初日の2日前だが、今回は「好きなコースなので来たくて仕方がなかった」と、6日まで中国で行われていた世界選手権シリーズ・HSBCチャンピオンズの出場資格がなかったこともあり5日前入り。5、6日は一般客に交じって汗を流し、この日も正確なアイアンショットを放つなど順調な仕上がりを見せている。

 何より自信となっているのが、プロ入り以降5位、4位、優勝と抜群の成績を残してきたコースとの相性だ。「これだという理由はないけど、いい波に乗ってないときでも終盤になるにつれリズムが合ってくる」と、目に見えない力を感じている。「自分にとってチャンスのある大会だと思っている。モチベーションは高い」。最後に優勝したのは、ちょうど1年前のこの大会。「(ジュニア時代から)プレーするのが夢だった」思い入れのあるコースで、強い姿を取り戻す。