男子ゴルフのメジャー第3戦「全英オープン」は14日、当地のロイヤル・セントジョージズGC(7211ヤード、パー70)で開幕する。3度目の出場の石川遼(19)=パナソニック=はコースで18ホールを回り最終調整。同組の世界ランク1位、ルーク・ドナルド(33)=英国=らから心強い“エール”ももらい、14日午前9時20分(日本時間午後5時20分)にスタートする。

 140回目と世界最古の歴史を誇る大会の開幕を翌日に控え、石川は18ホールを入念に回って最終調整に励んだ。ドーバー海峡に面したリンクス特有の海風は予測が難しいが、前半は嫌な位置に配されたバンカーに1度もつかまらず、風がより強くなった後半にはバーディーも奪い、「ショットがよくなってきた。いい練習ができた」と手応えを口にした。

 前日の12日に行われた公式会見。予選ラウンドを同組で回る世界ランク1位のドナルドは、石川のメジャー制覇の可能性を問われると、こう言い切った。

 「時間の問題だ」

 19歳で日本ツアー9勝の石川を「すばらしい才能を持っている。あのキャリアでそう何度も優勝できるものではない。実力を証明している」と評した。さらに「日本のパフォーマンスをそのまま出せばいいだけ。彼もその感触はあると思う」。

 そしてもう1人、先月の全米オープンでメジャー初優勝を果たしたロリー・マキロイ(22)=英国=も呼応した。ひと足先に夢を達成した“先輩”は「リョウは世界でも屈指の若手。僕の優勝で刺激を受けてくれたらうれしい」と、リッキー・ファウラー(22)=米国=とともに「3R」と称される戦友に熱いエールを送る。

 大会の舞台・英国出身の2大スターの言葉を追い風に「彼らと同じレベルでやれていると思える日が、一日でも早くくれば。そういう意味でこの予選ラウンドはいいものを学べる。日本のファンは誰も僕が勝てると思ってないだろうけど、僕は勝ちたい」。全力で難コースに挑む。