今日は栃木県は宇都宮にある大きな会館へ。



インポッシブルさん、おかずクラブさん、ZAZYさん、おばたのお兄さん


の4組で、専門学校の学生達向けにネタ出番とちょっとした企画を行った。



4組のネタが終わり、エンディングで全員ステージに集合。



柔らかいカラーボールにサインをして、客席に投げるというコーナーがあった。



会場は1600席、二階席まである大きな会館だ。



コーナーが始まる前に舞台上では


『二階席の学生にもボールを届けたいけど、、、お兄さん届く?かなり遠いけど』



先輩芸人さん方が僕に言う。



僕は『野球部だったので!』と、サラッと爽やかに返した。




コーナーが始まり、僕は二階席の最深部で大きく手を振る学生をめがけて、目一杯ボールを投げた。




大きな放物線を描いたピンク色のボールは、一階席の学生の頭上を悠々に超えて、二階席最深部へと一直線に宙を舞う。



しかし、ボールが軽過ぎるのだろうか、、、



ボールは失速し二階席に届いたものの、最前列止まり。



『おかしいなぁ、、、』



僕はボソッと口にし、先程までネタでやっていた

『まーきのっ』と同様、自然と首を傾げていた。



しかしサインボールは5つある。



つまり、あと4回チャンスがある。


見とけよ学生。そして、先輩方。



次は、二階席の後ろの壁に当てて跳ね返ったボールが一階席に落ちてしまう、


なんていうトリッキーなことしてやろうと意気込み、ライトグリーンのボールを投げる。




まるで蛍が飛んでいるかのように、綺麗に宙を舞うボール。



しかし、、、、また失速して二階席の最前列に落ちる。



『僕はピッチャーだってするくらい肩の強さがある。なぜ遠くへ飛ばない。』



そんな葛藤とは裏腹になかなか最深部へと飛んでくれないボール。




気がつけば手元にボールは無くなっていた。




学生達と先輩方はきっとこう思っただろう。



『おばたの肩、大したことないな。』




これだけは言わせて頂きたい。




僕の肩はこんなもんじゃねぇ



どんな環境でも最深部にボールを届ける、そんな肩になるためにトレーニングを積んで、いつか絶対見返してやる。



ボールが軽すぎたと言う紛れもない真実はあるかもしれないが、そんなことを覆す力を手に入れたいと思います。




引き続き、応援宜しくお願いします。



令和四年 十一月二十八日

おばたのお兄さん