連日、千と千尋の神隠しで奮闘しております。
毎公演、見返し用の映像として演者が録画を確認できるようになっているので、時折カエルの動きを確認しているのですが
ある共演者が
『お兄さんの青蛙完璧だよ!まだ成長する気!?笑』
と、言ってくれたのね。
みんな意識高いのでそれぞれアップデートのために努力してるのですが(僕なんかほんとに足りない方です)
僕もこの青蛙でぶっちぎりたいのさ。
というのも、今この『青蛙』をやらせたら
僕が間違いなく世界1位なんです。
そりゃそうだ!
世界初演のため、僕しかやったことないんだから。
だから、今のうちに、いつかこの青蛙を担当することになった人が
「どうやったって、おばたには敵わないからやりたくない」
って思ってしまうくらいぶっちぎりの力をつけたいなと。
誰もやったことがないことをできる機会なんてのはなかなかないこと。
お笑い芸人なんかは【隙間産業】のようなもので、みんなネタを作る時に
『まだ誰もやったことのないような設定やキャラクター』
を日々模索しているんですよ。
それが命とも言えるからね
そんな『まだ誰もやったことのない』を与えてもらったのだから
"今" がこの上ないチャンスなんです。
この舞台は、東京→大阪→博多→札幌→名古屋の全公演合わせて119ステージ。
稽古を抜いても 119回 青蛙をするチャンスがある。
逆を言えば、119回終わったら、次のゲロゲロ🐸チャンスが自分に来るなんてことは保証されていない。
だから今、ぶっちぎるのです。
映像を見ながら心の中で自分の演技にめちゃめちゃダメ出しをします。
『このジャンプとこのジャンプ、高さが違うのに屈伸運動の幅は同じじゃん。そんなわけないじゃん。』
『このセリフとこのセリフと、強さが違うのに身体の使い方が同じじゃん。そんなわけないじゃん』
というように
友近さんがやりそうな女編集長キャラみたいな口調で自分にダメ出しをしています。
でもそれが楽しかったり。ずっと同じだと自分に飽きちゃうからさ
そんなこんなで
結局は自分自身に退屈しないために工夫した結果なのかもしれない。
一生懸命だと知恵が出る。
いい加減だと愚痴が出る。
せっかく出すなら知恵を出したいものです。
今見返したけど、、、
なんていいこと言っているんだろうか
やっぱり自分に甘い、おばたでした。
また明日!