得意なんです。
プリントした時にフィルムにゴミや傷があると、白や黒の点や線が出てしまいます。
それを専用の絵具できれいに消す作業をスポッティングと言います。
数年前に森山大道さんの北海道の写真をスポッティングにしたことがあります。
古いネガで傷も多く、プリントの修正箇所がたくさんありました。
それは気が遠くなりそうな作業でした。
その時に森山さんにスポッティングが上手だねと褒められ、嬉しかったです。
傷がわからないように点描で埋めていきます。
なのでプリントを見た人に気づかれなければ、上手いスポッティングとなりますが、気づかれないということはその技術も努力も気づかれないということです。(笑)
なので、自分で修正箇所を見てはよく頑張ったと自分で褒めます。
地味です。(笑)
とても地味な作業ですが、私はこれが得意なんです。(笑)