映画「焼肉ドラゴン」を見た。役者がみなよかった。特に長女役の真木よう子。父役のキム・サンホ。鄭 義信の戯曲を自ら監督。元は演劇。プロデューサーは仲良しの森重晃。
在日の家族の物語。少年のナレーションで始まるから、まさか、この少年がああなるとは思わなかった。
あとで、悪い人がほとんど出てこないことに気がついた。漠然とはいる。少年をいじめる日本の同級生。集団で顔はわからない。あえていえば、市役所の役人。しかし、悪人まではいかないな。
父の腕を奪った戦争と徴兵した大日本帝國。そして、韓国成立前後の済州島四・三事件における韓国か。これにより在日が増加。この映画の家族もその設定。つまり、両方の国家を批判している。北朝鮮にも批判的。
監督は、「三丁目の夕日」に対抗してつくったと。
家族もの、ってさほど面白いのは少ない。これが面白いのは、真木よう子の妹、井上真央と結婚した男、大谷亮平が、真木よう子が好きで、そのため。つまり三角関係のためか。しかも、真木よう子は、別の男と婚約までいく。
さらに、子供の時、男の誘いで、真木よう子は、足が悪くなってるという設定。
なお、なぜ妹と結婚したのかは不明!また、最初のプロポーズを姉が拒否した理由もよくわからない!まあ、いいか。
なお、三姉妹、末は桜庭ななみ、とも美形で、これが大きい。もし、そうでなかったら、ううむ(笑)
ともあれ、三角関係と庶民による国家批判が大きい。