「いのちのスープ」でお馴染みの料理研究家辰巳芳子さんのドキュメント映画を観てきました
一言でいうと辰巳さんの愛を感じる映画でした
効果音はほとんど使わず料理中に出る自然な音が心地いい
お玉が鍋に当たる音
スープのしずくの落ちる音
野菜を揉む音
そして
自然界の音も
蝉の声
風が木々の間を通り抜ける音
こういった音が映画をやさしく包みこんでいました
食べるということは
人が生きるために自然の恵みをいただくということ
料理するということは自然への敬意と提供する相手への愛情を表現すること
それは辰巳さんの語る言葉だけでなく処作にも現れていました
庭にできた野菜を摘みとる仕草、野菜の取り扱い方
ひとつひとつの処作が丁寧で
辰巳さんの自然への慈しみや食材を愛しむ気持ちがひしひしと伝わってきます
自然や食材を大切にする
あたり前のように日本人がしてきたことなのかもしれませんが
残念ながら今は便利な方へと世の中は流れつつあるようです
そんな世の中に対して辰巳さんは決して減滅せず、愛ある警鐘を鳴らしているように感じました
明日から新しい1週間が始まります
目の前の食材と向きあい丁寧に料理する
日々そのくり返しですが
改めてその大切さをかみしめながらがんばります
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