得意なことを発表するのは意外と恥ずかしいけど、苦手なことを発表するのはそうでもない、私だけでしょうか。
あんまり食べ物の好き嫌いはない。ただアボカドと、南国のフルーツ(マンゴー等)だけが苦手。後は好まないけど食べられる。
洋服は何でも良い。拘りはないし、Tシャツとジーンズで十分。
 音楽は、ヒップホップというのか、ああいうのが苦手。みんなでワイワイとか、両親に感謝とか、一生好きだとか、そんな歌詞ばかりだし。でもまあ、好きなひとは、それがすきなんだろうというのは分かる。
こんななんにでもわりかし無頓着な私が、一番苦手としているのが「歯医者」。好きな人は少ないかもしれないけど。
何が嫌かって、あのドリルの音もだし、口を開けっ放しにしてるのも、無防備で嫌い。というが、全部が嫌。
でも、私は歯が弱い家系といえば良いのか、歯磨きが苦手といえば良いのか、けっこうお世話になる。今、抜き差しならないほどハガイタイ。おそらく虫歯で、親知らずも腫れてる。
いかなきゃな、歯医者。怖いな、歯医者。
以上、泣き言でした。
最近、赤ん坊に接する機会があった。元々赤ん坊は苦手で、どうしたら良いか分からない対象でした。嫌いじゃないけど、できるなら近くで触れあうのは勘弁してほしいって感じ。
今回は、抱いてあやしてって分からないこと、柄じゃないことばかりをしました。そこで感じたんです。
私が赤ん坊を敬遠するのは、たぶん彼らがあまりにも無垢だからです。愛されること、愛でられることを無抵抗に受け入れている。人間の赤ん坊は生物としては未熟なままで産まれてくるから、愛されなければ生きていけない。当たり前です。
でも、成長して、今の私達はその頃の記憶がありません。人生に一度きり、打算も何もなく愛されたたいせつな記憶がないんです。確かに誰かに大切に大切に抱かれて、笑いかけてもらったはずなのに、その美しい記憶がない。
だから私が赤ん坊が妬ましい。覚えてはいられない至上の愛を無感動に受け入れている彼らが。
これまで、たくさんのことを母親に決められてた。洋服や髪型、部活や友人まで。
でも、音楽と読む本だけは、何故か干渉されてこなかった。というか、この二つは好みが形成されるときに、母親が側にいなかったのかな。
アイドルが好きだっていうことは、思春期には恥ずかしくて言えなかった。ヴィジュアル系が好きだってことは、理解してもらえないってわかってた。メタルなんて、尚更。海外のタトゥーで長髪で、たまには半裸で、なんてたぶん理解され拒否される。
本だってそうだ。密室や首なし、トリックなんて、面倒だもんね。ましてや、ドラゴンだ騎士だ魔法だなんて嫌になるよね。

でも、私は彼らを自分なりに愛してるし、其の世界に浸ることで、自分でいられてる。
だからね、どうかこれからもそっとしていて欲しいんだ。私の小さな楽園を壊さないで。