ペットとして飼われているイヌとネコの平均寿命が、2014年時点でイヌは13歳、ネコは11歳を超え、過去20年あまりで寿命が大きく延びていることがわかりました。

 これは東京農工大学と日本小動物獣医師会の調査で明らかになったものです。全国192の動物病院で2014年に死んだイヌおよそ6000匹、ネコおよそ3300匹を調べたところ、平均寿命はイヌが13.2歳、ネコが11.9歳でした。

 最初に調査を行った1990年時点の平均寿命はイヌが8.6歳、ネコが5.1歳で、20年あまりで平均寿命はイヌが1.5倍、ネコが2.3倍に延びたことになります。

 調査を行った東京農工大学の林谷秀樹准教授は、平均寿命が延びた理由として、ワクチンの普及や獣医師の増加、エサの質が上がったことなどをあげています。