なんと。
ウェスティン都ホテル京都に宿泊したのは12年ぶり。
(11年かと思っていたら前の宿泊は2011年でございました。)
ちゃんと写真残してましたわ。
美容室の名前は忘れましたが、着付けと髪を結ってもらいまして。
貴船の川床ひろやさんへ行ったら「着付け完璧、送迎完璧・お料理完璧」
大雨だったというオチですね。
滞在があまりに良かったので冬に再訪したのですが、外国からのお客様がものすごく増えていて。
快適に過ごせなくなったので、以後利用しなくなっていたのでございます。
時が経つこと12年❣️
3年に及ぶ工期を終え、2021年4月にグランドリニューアルオープン。
古き良き部分は残しつつ客室数を半減してラグジュアリーホテルに変身。
地下1.2kmまで掘削。温泉掘ってエレガントな巨大スパまで作っちゃったという驚きの改修をされたんであります。
このたび病気療養のため、車を使って短時間で行ける温泉宿を探しておりましてな。
ウェスティン都ホテル京都は2時間で到着できて、温泉あるじゃん!てことでヒット。
予約を入れたのでございます。
リニューアルの様子がすごくよくわかるのがこちら。
建築が好きな人もそうでない人もぜひご覧くださいまし。
obakaneko、結構感動した。
↓
https://www.aij.or.jp/jpn/design/2023/data/5_award_004.pdf
てことでね。
まずはウェスティン都ホテル京都の歴史からおさらいしましょう。
本館ロビーから西館へ向かう途中。
ホテル創業(都ホテルとしての開業は1900年)から世界のVIPをおもてなしされてきた様子がパネル展示されておりました。
興味深いお写真がたくさん❣️
1928年(昭和3年)6月 ベランダからの景色
究極の和モダンて感じが出てます。
古いのに新しく感じる。
1935年(昭和10年)満州国皇帝陛下溥儀氏が滞在されたロイヤルスイートルーム。
1955年ヘレン・ケラー氏
1922年アルベルト・アインシュタイン氏
1922年エドワード皇太子殿下
1946年アイゼンハワー元帥
1971年レーガン大統領
1974年フォード大統領
1975年エリザベス女王
1986年チャールズ皇太子とダイアナ妃
1991年ゴルバチョフ大統領
都ギャラリーへ行くとパネルではなくお写真そのものが展示されております。
溥儀満洲皇帝陛下が滞在された時、茶室可楽庵でお茶を召し上がられた際使用されたお茶碗。
「黄色地に赤、青、白、黒の4色は満州国国旗を表したものと言われています」と書かれております。
エリザベス女王のお弁当メニュー
伊勢志摩に向かう近鉄特急の中で召し上がられたんですって。
チャールズ皇太子とダイアナ妃のご署名ポートレートとレセプションメニューカード
ああ・・・・・・・今となっては悲しい写真
鄧小平氏・ヘレン・ケラー氏・チャールズ・チャップリン氏
過去に訪れた賓客のご署名
湯川秀樹博士・クリントイーストウッド氏・志賀直哉氏・マイケルトッド/エリザベステーラーご夫妻・ジョンスタインペック氏・ダライラマ14世・サマセットモーム氏・佐藤栄作首相・ジェラルドフォード大統領
昔の英語版sightseeing MAP
1962年、佳水園で行われた第11期王将戦・第3局で使われた将棋盤と駒。
盤裏には対局された大山康晴名人並びに加藤一二三八段のご署名、対局名と年月日、佳水と揮毫されているのですって。
あれはどうだったんでしょう?
2023年10月11日
第71期王座戦5番勝負第4局
永瀬拓也王座VS藤井聡太竜王名人
ここで藤井聡太竜王名人が勝って、初王座獲得という認識でよろしいのでしょうか。
この時の将棋盤もいつか展示されるのでしょうか〜?
対局が行われたのは佳水園に隣接する可楽庵というお茶室。
そのお写真は後ほど。
佳水園は川端康成氏がこよなく愛したお宿。
「古都」を執筆中にしばしば滞在されており、ある日雨上がりに東山を眺め、したためた書がこちら。
↓
日本のホテルラベル
「都ホテル」のラベル、趣があっていいですねぇ。
これはなんだ?と思ったら、創業100周年事業として西館完成以来、瑞穂の間をはじめとする各種宴会場で使われていたコーヒーウォーマー。
いや〜歴史あるホテルは面白い。
オークラや帝国ホテル、雲仙観光ホテル、志摩観光ホテルなんかの歴史ももっと勉強しておくんだった。
老舗ホテル、奥が果てしなく深い。
歴史をおさらいしたところで、ロビー探検でございます。
チェックインまで長いね〜。
じっくりお付き合いくださいませ。