笛吹川温泉 別邸坐忘 宿泊記④ 茶料理と夜景ツアー | 名古屋発グルメ旅行日記

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美味しいものを追求してちょっとだけ贅沢♡

お料理のアップグレードということで。

季節の懐石料理ではなく、茶料理を頂くことになったのであります。

 

 

 

白を基調としたモダンなカウンター席でも良いのになぁと思いつつ、こちらのお座敷に通して頂きました。

襖の絵がなんとも渋い。ここはやっぱり武田信玄公なのかしらん。

 

 

坐忘庵十八代目館主保坂さんからのご挨拶が最初にありました。

茶料理は色々と作法があるのですが、そういったことは気にせず楽しんでいって下さい、と。

 

良かった~~~。茶事のことは知っていても作法は知りませんもん(笑)

 

お料理のタイトルは「水打つ 文月の頃」

「夏はいかにも涼しきやうに」

利休居士の言葉を心いれに・・・・文月

つゆくさにこぼれる可憐な朝露や石畳にまかれた打ち水に 

心洗われるようなしっとりたしたさまに夏の美を再認識いたします。

文月のお献立に少しだけでもそんな風情を感じて頂ければと・・・。

主人

 

と、書かれております。

では。

まず一汁三菜 飯 武川米一文字 汁 赤みそ仕立て焼茄子 芥子でとめて

 

 

 

お腹を少しだけ満たし、お酒が効きすぎないようにするのですな。

向付 皮はぎ 肝一汐 車海老 加減正油

 

 

 

ワインリストがたくさんありましたが、ここはやっぱり日本酒が頂きたくなりまして。

 

煮物椀 鱧素麺 鮑 白瓜 椎茸 茗荷

 

 

焼物 活鮎炭焼き 

取り分けできるよう、大皿で出して下さいます。

頭から尻尾まで全部食べられました!

 

 

 

預鉢 夏越しの薬石

甲州豚大船煮 新玉葱 法蓮草 干大根 隠元 じゃがいも葛あんをすえて

 

 

 

進肴 甲州牛 味噌幽庵焼 クレソン 諸味みそ 

 

 

 

 

自分の好みで炙って頂きます。

甲州豚、甲州牛とはワインを飲んで育つ豚、牛でワイン豚とかワイン牛というのだそうです。

なんと~!一升瓶でがぶ飲みさせるのね(笑)

 

強肴 無花果 胡麻クリーム

 

 

 

箸洗い 季節のもの 生姜湯を頂きました。

椀が綺麗で!!!

これで箸の先を言葉通り、洗います。

 

 

 

 

八寸 鱧照焼き もろこしの天ぷら

 

 

湯桶 焦がし湯 鮎ごはん 香の物 沢あんなど 

 

 

 

ごはんを炊いた時のおこげが椀に入っているので、文字通り湯を入れて頂きます。

夫に入れてもらってますけども(笑)

 

 

 

 

最後に鮎雑炊にしても美味しいと伺いました。

 

干菓子 お薄茶

 

 

すべては、このお茶を美味しく頂くためのお料理だったのでございます。

 

水菓子 くだものとあいす

 

 

人生、まだまだ経験したことがないことがたくさんあるのだな、と思いました。

 

お夜食用に焼鯖寿司を持たせて下さいます。

 

 

このあと、21時から宿の夜景ツアーを予約しておりまして。

ワイナリー見学も夜景ツアーも参加自由、無料なんです。

 

浴衣のまま宿の車に乗り(←私達はラクな私服に着替えていきましたが)、15分ほど走ったところにある笛吹川フルーツ公園へ。

 

笛吹川フルーツ公園の夜景は、新日本三大夜景のひとつなんですって。

あと二つは、福岡県北九州市の皿倉山、奈良県奈良市の若草山です。

 

展望施設のあるところまで7kmほど山を登るのですが、登りながら左右に夜景を楽しむことができ、道路には葡萄、さくらんぼ、いちごなどの形、色をした街路灯が灯り、幻想的で綺麗なんです。

笛吹川フルーツ公園の駐車場は24時間開放されていて、出入り自由。

それゆえ、デートスポットになっていて恋人の聖地というよくあるものが建ってました(笑)

 

「高層ビルなどがない地域の夜景なので、道路と民家の夜景だけなんですよ。ほんわりとした明かりが楽しめます。」と説明を受けました。

晴れていれば、満天の星空、富士山、富士山の山小屋、山小屋へとつづく登山者のライトまで見渡せるそうです。

 

私達行った時は、お天気が不安定で富士山を見ることはできなかったのですが。

 

 

これも最高の夜景を見るなら、寒さに凍えながら真冬がいいかもしれません(笑)

 

写真におさめるとほんの一部になっちゃいますが、この左右にず~~~っと夜景が広がっているのですよ。

なんともロマンチックな夜でした。

 

これに参加するため、珍しくお酒を控えたobakanekoでした。

 

お次は朝のお散歩~朝食~チェックアウトでございます。