桃栗三年柿八年
なんだか聞いたことのあるフレーズです。
先日自宅に名古屋の取引先の60代女性社長から桃が届きました。
なぜ取引先の女性社長がオバサンの自宅へ桃を送るのか?
これは色々訳ありでして、ざっくり言うとオバサンがなぜか女性社長に気に入られてしまったからなんです。
同じ働く独女として目をかけて下さっているのかな?と感じます。
本来勤務先ではオバサンの職種は取引先と直接話すことはないんですが、やらかし系営業マンがいつものようにやらかして怒らせた結果、オバサンが直接対応することになり気に入られちゃいました
〇〇コンサルタントという肩書で起業されているんですが、電話で仕事の話をするたびにオバサンに「そこのお給料たいして良くないでしょ?1人だったら大阪引きはらって名古屋へいらっしゃい、一緒にやりましょう。」とグイグイ来られます。
そのグイグイ感で自宅の住所を聞き出された感じです。
もう2年になりますがあまり熱量は衰えず、ご自身がプロデュースした製品を自宅へ送って下さったり、最近は仕事で大阪へ来られるたびに食事にお誘いをしてくれます。
コロナ禍を理由にお誘いはお断りしていますが、毎週PCR検査を受けていてワクチンも接種済みよ?と言われてタジタジです
この女性社長はご出身が岐阜の高山で、今回お盆で高山へ帰省したついでに私に高山の桃を送って下さいました。
同僚や上司におすそ分けをしても、まだたくさん残っています。
独り身と知っていながら12個入りを2箱ですから
桃なんて贅沢だわー
さっそくいただいたんですが、これがまた美味しいんです。ホント。
爽やかな甘さで瑞々しくて
食べているとオバサンのビョーキがムズムズしてきました。
あかんで?
もう場所ないやろ?
桃は木やで?
ホンマに発芽したらどうすんの?
自問自答をしながらジュルジュルと食していましたが・・・。
あかん、好奇心に負けてもうた
ネットで色々見てみましたが、種をきれいに洗って植えるパターンや、少しペンチで硬い殻に割れ目を作って植えるパターン、完全に硬い殻をハンマーでたたき割って中身を植えるパターンがありました。
共通しているのは、乾燥させずに湿らせたまま一度寒さで冬眠をさせてから植えるということ。
ふむふむ。
さてどうしたものか。
家にペンチはないなー。
あ、ハンマーもないや。
確かに殻は硬いから何かしたほうがよさそうかな?
とりあえず桃の数だけ種があるし、実験いってみよー
まずは硬い殻完全除去版の作成から。
ハンマーがないからとりあえず包丁で割ってみることに。
怖いから包丁の背中や柄で叩いてみましたが、種が転がって逃げてしまいます。
む、難しい
仕方なく刃の部分で少しずつ削り始めましたが、気の遠くなる作業でゴールが見えません
今度は包丁の先端を殻が合わさっている部分に突き立てたりして試行錯誤。
あちこちに転がる種と格闘すること30分。
途中左手2か所をサクッといってしまい血まみれで焦りましたが、なんとか割ることができました。
えーっとこれ、正解?
アーモンドみたいなのが出てきました。
最後はやけくそで包丁を叩きつけていたせいか、少し中身が削れちゃったかもしれません
ま、取り出せたからヨシとしましょう
引き続き桃を食するたびに種をいじっていきたいと思います
血まみれの傷が癒えたらもう2つ硬い殻完全除去版を作って、あとは少し割れ目を作る版を3つ、残りはきれいに洗ったそのまま版。
これらの種を濡らしたキッチンペーパーに包んでタッパーに入れて冷蔵庫にIN。
カビやすいらしいので乾燥とカビに気をつけながら冬眠させつつ、来年の寒さがまだ残る時期から土に植えてみる予定です
続編できるかな?