ニューヨークに行ったら「必ず食べるべき」はベーグルである、とオバアは信じています。ユダヤ人の食べ物のベーグルはユダヤ人人口の多い場所で繫栄するはずですが、なぜかイスラエルではおいしいベーグルのことはあまり話題にならないようです。ベーグルはドイツのプレッツェルが元祖だそうだけれど、形にその名残をと留めているのであながち嘘ではなさそう。ドイツからポーランドに移民したユダヤ人の間で食べられ、アメリカに移民したユダヤ系ポーランから広がったのでしょうね。もっと細かい歴史があるようだけれど、歴史の話はさておき、3月初旬のわずかな滞在中、立ち寄ることができたベーグル屋さんはわずか2件です。どのベーグルも大きくて食べきれないので持ち帰ってその日の夜や翌日に残りを食べることになります。

 

まず最初はグリニッジビレッジを歩いていて、前を歩くGUCCIの毛皮付きつっかけ(ファースリップオンという名前らしい)を真冬の寒さの中、裸足で履いたファッショナブルな女性につられて入ったお店(ファッションにうるさい人は食にもうるさいはず)。店員さんは一人。久々のアメリカ、ニューヨークだったのでクリームチーズにも種類があることをすっかり忘れて”Creem Cheese" と言って注文しました。当然”Which one?" という質問に”Original"としか答えられませんでした。((;´д`)トホホ)

 

 

 

表面がカリッと焼けていて素晴らしい!半分は持ち帰り。

 

次はコロンバスサークルの近く。ネットで見つけました。

 

注文品は袋に入れられて渡されました。持ち帰り用のベーグルが入っていなかったのでレシートを見せて「足りないよー」と。中身はすぐに確認しましょ。

 

店内でいただいたsalmon loc クリームチーズのベーグル。

今回はちゃんと選んでから注文できました。

Salmon loc, super!

 

オーナーのRobert。

 

外はかなりの雨にもかかわらず店内は混雑。空いた4人掛けテーブルに一人で座ってもぐもぐ中にイギリス英語で「空いている?」と。20歳くらいの娘さんと両親の3人とシェアすることになりました。しばらくしてオーナーのRobertが我々のテーブルに来て初来店客に話しかけ、隣に座っている2組のカップルの名前を私たちに紹介。あーそんなこと、するんだ、と異文化を感じたのでその背景をChat GTPに聞いてみました。小規模ビジネスの場合、常連客を他の客に紹介することにより、リピーターがいる店、顧客との良い関係を維持している店、顧客を大切にしている店という印象が与えられ、常連客のロイヤリティも得られる、アメリカでは比較的一般的な現象だと説明され、納得。良い勉強になりました。個人情報を優先しすぎの日本ではあまりないかも。

 

リュックを背負ったデリバリーサービスがひっきりなしに出入り。

 

オバアの見た限り、デリバリーサービスのスタッフは全員アフリカンアメリカンでした。低賃金職業の人種間の偏りという厳しい現実を垣間見ました。これもアメリカ文化。外は強い雨、、、

 

またニューヨークでベーグル食べたい!