Booking.comは世界一大きな旅行代理店のひとつ、NSDAQに上場しているBooking Holdingsの元にあるオンライントラベルエージェント(OTA)で、オバアは海外旅行の際の宿泊手配にはほとんどをここ経由で予約しています。しかし2023年6月頃からBooking.comの未払い問題が報告されていて、アジアやヨーロッパを含む世界中の一部のホテル運営者やパートナーから数ヶ月間Booking.comからの支払いがないとの報告があり、ニュース番組でも報道されるようになりました。

 

Booking.comは施設に現地での払いができますが、予約代金を前払いした顧客から代金を受け取り、手数料を差し引いてホテル運営会社に渡すというシステムも採用しており、同社が施設にその代金を支払っていないという問題です。運営費用に欠き営業を続けられない、と訴えている小規模ホテルや民泊もあります。日本では、2023年10月、ホテル会社11社のオーナーがBooking.comを相手取り、3670万円の未払い料金をめぐる訴訟を起こしました。Booking.comは謝罪し、一部の施設に、支払い遅延に対する現金補償を提供しているようですが、、、それらの詳細は元booking.comのアカウントマネージャーというマツさんがサイトで詳しく説明していらっしゃいます。https://myzminpaku.com/archives/10365)

 

ビジネスパートナーである施設に多大な損害をもたらすようなエージェントを利用して倫理的に正しいのか、道徳にのっとっているのかと悩みながらも、オバアはBooking.comで半年後の旅行先宿泊施設を探しています。

 

このOTAを利用する理由はいくつかの理由がありますが、施設の選択肢が広いことが第一です。ホテル、アパートメント、アグリツーリズモなど、広いニーズを満たしています。二つ目は、部屋の広さが明示されていることです。数泊する際には部屋のサイズは大きな要因、特にオジイと1つの部屋をシェアする際には。三つ目は、部屋からの眺め。確認不足で窓がない京都の部屋に泊まった時は閉塞感でいっぱいでした。

 

OTAに共通だと思われますが、デメリットはカスタマーサービスにつながりにくいことです。電話番号は記載されているとしてもほとんどつながらないのでメールやchatで質問することになります。緊急だとイラっとします。

 

先日もホテルの予約日を間違ったために「日程変更」ボタンをクリックしたのですが、これが機能しない。数回やり直しても変更できなかったために結局キャンセルしました。支払い条件が「(直前まで)キャンセル料無料」「前払い不要」が可能な施設を選んでいます。しかし今回はなんと「前払い」という文字を見落としていました!キャンセル料は無料であったとしても、請求→返金というプロセスでは為替売買手数料の損がでます。コスパ重視のオアバにとってこれはストレス要因。カスタマーサービスに事情説明のメールをしました。答えは「24時間以内に返事する」。15時間後くらいに返事があり日程変更ができなかったことへの謝罪と「キャンセルが成立しているのでカスタマーサービスでは何もできない」。

 

キャンセルして50時間くらい経ていますが今のところクレジットカードに請求は来ていません。インターネット上、何らかの不都合が起きたのでしょう。OTAは情報検索に利用し施設と直接契約する方が安心な場合もありますが、OTA経由の方がコスパが良い場合もあります。しかしこのような事態も許容しなくてはなりません。しかしもっと慎重にならなければならないことを学びました。

 

いくつのなっても課題山積。

 

2月17日追記

2月15日に「白タク」行為で訪日外国人を有償で送迎したことでドライバーたちが道路運送法で逮捕されたとの報道がありました。お客さんはBooking.comを通じて配車を予約した、と。以前にも同社は「仲介プラットフォーム」であることを理由にうやむやにしようとしていた印象があります。そろそろ利用を控えたほうが良いのか、でもとても便利なので悩ましいです。