先月の中くらいに載せた母親の交通事故の件でようやく片がついた。
医師が書いた診断書は全治一ヶ月。
既に一ヶ月が経過したけれどまだ全治はしていない。
事故の詳細は
3月8日の晴れた日の朝9時ごろ
母親が自転車に乗って仕事場に向かう途中、
片道一車線の道路を横切り渡る為に一旦自転車を降り左右確認をして
渡ろうと自転車を漕ぎ出した瞬間に右側からクルマが突っ込んできたというもの。
その道路は横断歩道はないが見通しはかなり良い。
しかし
加害者が警察に話した状況は母親の説明とかなり違っていて、
母親がフラフラと道沿いを走っていて、
加害者が抜こうとしたところクルマの前方にふらふらと出てきたとか…
しかも速度は制限速度の40も出していなかったらしい…
ちなみに急ブレーキはしていなくて、
現場にブレーキ痕はなかったようだ。
先日退院した母親は
警察にそれは違うと何度も言ったが
ボケ老人の記憶違いのように扱われたらしい。
数ヶ月前に爪楊枝少年が言っていたことの
何とかは無能という言葉はあながち間違いではないなと思った。
母親のケガや自転車の破壊具合や加害者のクルマの破損状態を見れば、
素人の僕でもおおよその状況は想像がつく。
右側から当てられた母親は加害者のクルマに乗り上げフロントガラスに頭をぶつけて突き破り
クルマのボンネットやバンパーもベッコリと凹んでいた。
制限速度40を守っていてこんなことになるか?
と何度も考えた。
加害者のクルマは修理費に45万円かかるらしい。
加害者は車両保険に入っていないらしく、
全額自分で出すようだ。
もしアスファルトに頭を打ちつけていれば、
命はなかっただろう。
事故に遭った道路は
制限速度を守りながら走るクルマはそうはいない。
僕も毎日そこを通るが
ほとんどのクルマは60を超えて走っている。
60で走っていたとしても
遠くからでも歩行者や自転車は容易に確認できる。
母親が自転車を降りて左右確認をした時は
加害者のクルマはかなり遠くにいたらしい。
加害者は
よほど目が悪いか頭がアレなのだろうと思っていたら、
加害者は夜勤明けだったとか。
状況からして警察に説明した内容はおかしいやろ…と30代半ばの加害者を追求すると、
『僕全く記憶がないんです~』などとほざくだけでなく、
『どれくらいの罪になるのでしょう?
免停は免れませんよね?
罰金って高いんでしょうか?』などと自分可愛さまでも露呈した。
思わずダボな頭に蹴りを入れたくなったが我慢した。
記憶がないなら
なんで制限速度を守っていたことだけはしっかりと記憶しているのだ?
それも追求すると『全然覚えてないんですぅ~』と矛盾したことをほざく。
加害者は母親が入院した後も見舞いに来ることはなく、
二週間を過ぎた頃に僕が呼び出すとようやく来た。
加害者が加入している三井住友海上は、
当時ここに記載した通り対応が後手後手後手後手に回るばかりでなく、
母親の入院費用を国民保険を使って安くしたいのか、
保険証を出してくれとうるさい。
母親も自転車を運転していたのだから、
警察的には加害者が全て悪いとはならないだろう。
しかし
保険的には譲ることは一切せず、
130対0で決着がついた。
三井住友海上の対応が良ければ、
また違う決着になっていただろうが、
あのマズすぎる対応をされては引くことはできない。
ちなみに
最初から全ての対応をしたのは代理店ではなく、
三井住友海上の営業所の社員だ。
130の30分は損害額の増額分である。
もう古いボロボロの自転車だったけれど、
10万を超える電動アシスト付自転車を三井住友海上に補償してもらったり
他の損害補償も最初提示されたものより増額された。
保険証を使って入院費用が安くなり浮いたからだろう…
しかし
この決着には一つ条件があり、
加害者の罪が軽減されるように嘆願書を書いて警察に出して欲しいと
三井住友海上が言ってきた。
僕は強く拒否したけれど、
書いて出してくれと僕がいない時に家に何度も母親に電話があったらしく、
早く三井住友海上と終わりたかった母親は書いて警察に出してしまった。
検察はそんな経緯で出された嘆願書だとは知らずに、
更には母親の状況説明をほとんど信用せずに
加害者の罪を軽くするのであろうか。
三井住友海上という損保会社では
加害者の罪が軽減されるように
被害者に対ししつこく交渉してくれるサービスまであるようで驚きだ。
こちら側への対応はマズ過ぎたくせに
加害者側へのサービスには迅速なようだ。
母親が入院している間に受けた検査でわかったことは、
母親の骨密度が非常に高いことで、
だからクルマのフロントガラスを突き破ってもケガが大したことなかったらしい。
他は脳がギッシリと詰まっていて今のところボケる心配はないとのこと。