結婚避適齢期

未婚の方が親や親戚などから
いつまで独身でいるんだとか、
もう何歳なんだから結婚したら?と言われたり、
自身もまた
もうすぐ何歳だから早く結婚しないと!と焦るケースは
長年独身でいるとよくあることだと思います。

僕も親から30までには結婚しろと煩いくらいに言われながら育ちました。

結婚適齢期とはよく聞くけれど、
そもそも
結婚適齢期って何歳から何歳までのことなんだろうか?

武家社会の時には
親が勝手に相手を決めていたようだけど、
今それを望む人なんて少ないだろうし…と考えていたら、
親どうしが集まり話し合って子供を見合いさせるというサービスがあるようだ。

テレビで出会い探しを特集する時は、
たいてい人の顔にモザイクが入っている場合が多い。

あれはダメでしょう。
疚しいことをしているわけではないのだから、
恥ずかしがって顔を隠したらアカンやん…と思う。
むしろ積極的にテレビなどに顔を出して自分をアピールせんと。

閑話休題

結婚をする時期は女性の出産を考えたなら早い方が良いのだろうけれど、
出産を念頭に置いた結婚探しというのも、
僕には寂しく感じるものがあります。

結婚適齢期とは
自身が結婚をしたいと願い、
人生において自身が一番の高まりを迎えた時に湧き出た
結婚したいと願う時期のことなんだろうと思います。

だから何歳辺りなんて定めることはできないだろうし、
一度適齢期を迎えたからと
それでもう適齢期が訪れることなく人生が終わるものでもない。

その適齢期に誰かが近くにいるなら、
その人との結婚を望むであろうし、
いなければ誰かを探す為に婚活をする。

結婚適齢期を迎えてもいないのに、
周りのことや自身の年齢を意識しただけの婚活なんて、
上手くいくとは考えにくい。

だって
自身の本音はまだ結婚適齢期を迎えてはいないのだから。

でも
そんな適齢期外の婚活であっても、
良い出会いに恵まれれば、
突然に適齢期は訪れる。


未成年の人が誰かと結婚したいと希望したならば、
その時点から気持ちが冷めるまでが結婚適齢期なんだろうし、
30歳やそれ以上になっても独りで生きていたいとするならまだ結婚適齢期ではない。

あるいは
ほんの数時間前までは結婚適齢期ではなくても、
一瞬で誰かに恋をして結婚を意識する時もあり、
そんな時だってもちろん結婚適齢期と呼ぶに相応しいのである。

しかし
結婚適齢期を何度か迎えても結婚することなく、
適齢期がそのまま過ぎてしまう時もある。

すると適齢期が諦めを覚えるようになる。

ただ
人間の本能として
ずっと独りでいると寂しくなる時があり、
結婚までは望まなくても恋人くらいは欲しいと願う時がある。

そんな時の訪れは恋愛適齢期と名付けたい。

片想いでもいい。
誰とも結婚や恋をすることなく、
適齢期の回数だけが増えていく人生は彩が薄そうに思える。

桜の花ももう散りつつあり、
雨の連続で結局花見ができませんでした。

犬の散歩ついでに近所の桜通りを歩いてきました。

今年の花見適齢期は終わりましたが、
また来年訪れるでしょう。

心に残る桜の情景に愛する人を添えたいものですな。

諦めなければ
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ほら
こんなところからも枝が伸びて花が咲くのです。