涙活というものがあるらしい。

涙を流すことによって、
心に良い作用をもたらす為の活動らしい。

僕はすぐに泣く…と言うとみっともなさそうなので、
僕はよく涙すると言っておこう。

特に女性が涙している姿にグッときてしまい、
もらい泣きをしてしまう。

だけど
別れの際などに自分の目の前にいる女性に涙されると、
もらい泣きどころか
どうしたら良いものかと困ってしまい、
別の意味で泣きたくなってくる。

涙活に協力してくれているのか、
映画やテレビで『泣ける…』とか『涙の…』といった、
さぁ泣きなさいといわんばかりの実話ではない創られたストーリーがある。

例えば
闘病の果てに亡くなる少女とか
恋する少女の話とか…

一度だけ…ある映画を観て大いに涙した記憶があります。

今思うと
そんな話あるかい!?ってなストーリーだったのですが…
確か主題歌はオレンジレンジとかいうグループが歌っていた。

それから
何がきっかけで僕という人間が捻くれてしまったのか、
その手の泣きなさい的な創られた感が満載なストーリーでは涙は出なくなった。

テレビで
悲しい話の再現VTRを観て涙している芸能人を見ると、
『そんなんで泣くかぁ?』と思ってしまう人間になってしまった。

なんだか
安い涙に映ってしまうのである。

女性の涙でも安い涙に映ってしまうと
もらい泣きはできない。

24時間テレビというものが毎年夏に放送されているけれど、
あれで流す涙なんて安い涙にしか見えない。

身内に特別支援学校で教師をしている者がいるが、
いちいちあんなことで涙なんか流していたら仕事なんてできない…そうだ。

閑話休題

涙とは心を揺さぶられたことで
心にある泉から溢れたものだと思っている。

何をきっかけに揺さぶられるかは人により違うので、
先ほど言った安く映る涙を流す人にとっては、
そこで心が揺さぶられたのだろう。

その人と僕とでは涙のツボが違うだけなのだろう。

もらい泣きも安く映る涙かもしれないが…

どんな故に出た涙にせよ
他人がバカにできるものではないのかもしれないな…
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と、辛いトムヤムクンラーメンを食べ涙しながら考えました。