バッタ２号現る！！！

さぁーて　ミドリちゃんの話をどう伝えようかな

考えながら向かっていた朝

このあたりからすでに異変は起こっていた…

お気づきだろうか……　

それは…道に浮かぶミドリちゃんの霊！？

な…　何だぁーっ？？？

落ち着いて　よーく見ると　くっきり！！！

えええーっ？？？？？　外にいる？？？

よくよく見ると　フロントガラスに映っているのだった！

な　なんでそんなところにバッタ２号がーーーっ！！！

幸い日が当たっているのが気持ちいいのか　動かない

が　

いつ何時ぴょーんと飛んで来たら…

ハンドル操作を誤りでもしたら……

さて　どうするか

このバッタ２号は茶色でややでかい

掴むのは抵抗がある

掴みそびれて車内のどこかにぴょーんも困る！

あっ　ちょっと位置を変えたぞ

頼む！　そのままでいてくれっ！

コンビニに止めて　近くにいるイケメンお兄さんに頼むか

いやいや　コンビニは食べ物を売るところだ

あっ　コンビニの手前に交番があるぞ

おまわりさんに頼もう！　決定！！！

交番の真ん前に乗り付けて(しかも斜めに)

「お忙しいところ済みませーん」

するとお巡りさん

「どうしました！？」

すっくと立ちあがった

もう一人なんて　奥からジャケットを羽織りながら

すたたたっと駆け寄ってきた

　いや　そんな大それたことじゃないんだけどな…

「あのぅ　バッタ掴めますぅ？」

泥棒を捕まえるくらいだもの　バッタくらいへの河童に決まってるだろうが

一応　恐縮してお尋ねした

「へ？　バッタ？」　　へ？とは言わなかったかもしれない

「はぁ…フロントガラスのここに…」

すると年配のほうのお巡りさん　むんずと掴んで

シュバッと道路に放り投げた

ええっ　もちっと優しくしてほしかったな

ほら　裏の茂みに放すとかさ…

心配になって見ようとすると

「見ないほうがいいよ」

それって　天国行を確信してるってこと？？？

いえいえ

兄さんが事故を起こさないで済んだのも

お巡りさんのおかげ　ありがたやありがたや

でもちょっとだけ　バッタには申し訳なかったなーと思ったりして

しかし　今週はバッタ週間？

お世話になった交番がここ

 

でもマジ、　お巡りさんがスタッと立ち上がったときは　

さすが！って思った

この経験　実は２回目

東京でン十年前に泥棒に入られた時

交番に走って行ったとき　やはり「ナニっ！」と立ち上がって

すぐに駆けつけてくれた

あの時を思い出すわぁ

なんて話を　ランチを食べながら聞こえない人に話したら

みんな泥棒や空き巣経験がある

話は弾んで　女一人暮らしの泥棒除けには

男物を干す　男物の靴を置く　といったありきたりの方法に加えて

でっかいおばはんパンツを干すなんて言ったら大受けだったんだけど

あのバッタ２号は無事にぴょんぴょんと

交番の裏に飛んでいったことを祈りつつ

帰宅後のミドリちゃん情報はまた後で！！！