現代の子供達の遊びの中で、実際にモノを作るということが少なくなってきました。

モノづくりは、世の中の進化の重要な部分です。

アートとして作品が作られるときに、そこではたくさんのエネルギーが費やされそして開放されます。

このエネルギーとは、電気のようなものでは無く、もっと人に伝わって、思考や感覚を活性化するもののことです。

アートにたくされたエネルギーは進化の起爆剤となり、感覚の鋭い人の思考を導いてゆきます。

大切なことは、実際に手を動かし手間暇をかけてモノをつくることです。
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オリジナルなものであり、純粋なものをつくること、その感覚を養うことは子供達にとって、非常に重要なことです。

今の子供達の遊びの多くはコンピューターゲームです。
コンピューターゲームでの遊びでは、クリエイティブな感覚を養うことはできません。

ゲームをすること自体は楽しいのですが、コンピューターゲームは消して逸脱することのない、閉じられた世界の中の遊びです。それは全て人に作られ、予測できる範囲内の中での遊びです。

例えば車のレースのゲームをやったとします。このゲームに勝つ為に、途中でルートを勝手に変えるてショートカットすることはできません。

決して逸脱することのない遊び、それがコンピューターゲームです。
コンピューターゲームでばかり遊んだ子供は将来どんな発想力を持つでしょうか?
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クリエイティブな遊びには、逸脱や、発見や、新しいやり方を見つける創造がありまます。

そして、遊びの中でも本当にクリエイティブな状態は、集中力が高まった状態になります。
この時、エネルギーが集まり、表現される時に、エネルギーが人に伝わってゆきます。

クリエイティブな感覚というのは、スポーツ選手が集中した時に起こるゾーンという状態をつくりだすことです。
子供はコツをつかめば、大人よりも、ゾーンに入ることが簡単にできるのです。

子供の頃にこの集中したゾーンの体験をいっぱいすることは、子供の将来にとってとても良いことです。
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モノづくりという遊びを通して、子供の集中力を鍛える、ゾーンをいっぱい体験する為には、アートにチャレンジすることがもっともよい手段のうちの一つです。

子供の頃にアートな感覚を理解し、クリエイティブな感覚を養っておくことは、将来の自分達の未来を造ってゆくことに、根本の部分でつながっているのです。
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