お米とお豆腐 落語と狂言の会2020 | 喜六清八徒然日記

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うだうだ鑑賞三昧

二十周年記念公演です。

金剛能楽堂です。

金剛能楽堂は2回目ですね…

母が存命の頃、能「井筒」を一緒に見に来た以来です。

 

「口上トーク」

茂山七五三

茂山あきら

桂文之助

小佐田定雄

 

お昼の食事が伸びてギリギリに入場、もう始まってました。

落言の衣装小道具って、茂さんが作ってるそうです。

しかも、台本渡すと勝手に必要な物を見繕って作ってくれるそうです。

なので皆さん、「茂工房」と呼んでいるとのこと。

 

落語「百年目」

桂文之助

 

百年目と言えば米朝さん。

なにが違うのかな…帰ってビデオみました…文言は一切違いがなし。

旦那さんの風格と嫌みなのかなぁ…

でも、このネタの雰囲気を一番出せるのは文之助さんしか居ないと思うし…

期待してます。

 

狂言「呂蓮」

茂山七五三   僧侶

茂山あきら    男

茂山千之丞   女房

 

千之丞さん登場…千作さんが無くなったから人手不足なのですね。

しかも今回のプロデュースは童司カンパニー(現千之丞さん)だし…

たしかに、あきらさんと千之丞さん親子は面白いことがお好きだしね。

 

落言「神棚」

茂山七五三   神様

茂山あきら    女房

丸石やすし    姑

桂文之助    提灯職人

 

この会も古くから見に来ていますが、初演は第三回目だそうです。

オリジナルは今回が初めてです。

一昨年、千五郎さん、茂さん、よね吉さんでやりはったのを見ましたが、

やはりオリジナルの強さか、出演者の場数の多さか…

特に、七五三さんのお芝居(狂言)が秀逸でした。

一つ一つの台詞で笑わせる…先代の千作さんの「面白うに」と言う哲学が滲み出てますね。

 

千五郎さんもお亡くなりになり、プロデュースも息子世代にうつり…

新たな新作にも取り組んでいる息子世代とのコラボレーション企画も、

是非企画してほしいものです。

 

もう一つ、大阪でも公演の復活もお願いしたいところです。