桂よね吉独演会 | 喜六清八徒然日記

喜六清八徒然日記

うだうだ鑑賞三昧

繁昌亭です。

久しぶりのよね吉さんの落語です。
芸術祭参加もあってか、満席札止めでした。

桂 鯛蔵  「初天神」
桂 よね吉 「ふぐ鍋」
中入り
桂 しん吉 「トワイライトエキスプレス」
桂 よね吉 「中村仲蔵」

ちなみにお茶子は桂二葉ちゃんでした。

鯛蔵さん、あんまり面白くなかったなぁ…あの雰囲気が生きてないと言うか、伝わってないというか…、普段はもっと面白いのになぁ…。

ずぼらやのふぐは骨だけなので、きっと雑炊は美味しい事でしょう。

「トワイライトエキスプレス」は二度目です。
前回は若旦那の聞き間違いが発展するところが面白かったのに…今回は枕が爆笑でしたが、その辺りがぼやけていたような…。

「中村仲蔵」。
ネタおろしの会でやって欲しいネタに何度か書かせて貰ったのですが、今回はお初です。
柳家歌六さんで聞いた事があるのですが、よね吉さんに合うやろなぁって思ってました。
「七段目」であれだけ芝居してしまうんやからね。

歌舞伎好きで、五段目をよく見ている人にはめっちゃ良かったと思います。

予想通り、黒羽二重のお着物で登場。

圧巻は、仲蔵が斧定九郎の工夫をして出てくるシーンの描写…。
私が最初に見た定九郎は中座で中村橋之助だったのですが、かっこよかって印象にのこっているのですが、そのシーンを記憶以上に鮮明にイメージさせてくれました。
血糊が膝に垂れるところ、見えました。

歌舞伎見ない人にも、全体を通して良くできた噺になっていました。
最後の女将さんとのやりとり。
何でも人情話にして泣かしたがるよね吉さんにしては、バランスの取れた構成で、上手に涙を誘っていました。
前に座ってた若いリーマン三人組も泣いてたわ…腕を上げましたね。

ただ、工夫する仲蔵に影響を受けたのか、最後の閉幕の演出が懲りすぎて客がとまどっていました。
折角の緊張がどこでほどけるのか…ちょっと難しいかなぁ。
でも、次回はしっかり大向こうかけたいなぁ。