上方講談「赤穂義士」祭 | 喜六清八徒然日記

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うだうだ鑑賞三昧

喜六

季節ですね。
二日連続の忠臣蔵の会、後半戦に行ってきました。

講談では赤穂義士伝と呼び、事件の史実を扱った「本伝」、
個々の赤穂四十七士を描いた「義士銘々伝」、
周辺のエピソードを扱った「外伝」からなるそうで、
今回のお話しは「義士銘々伝」×4と「外伝」×1

南舟さん、矢頭右衛門七と浪速商人のお話し。
相変わらず細い…。

南北さん、三村次郎左衛門と研師竹屋。
この噺、めちゃめちゃ面白い。
まるで江戸の落語を聞いてる見たい…講談が元になった噺っていくつかあるけど、
(例えば荒大名の茶の湯なんか、噺家さんがよくやってるし)
きっと、江戸の噺家さん達が面白く仕上げていったんやろなぁ…知らんけど。
南北さんいつも面白いんやけど、今日も爆笑でした。

南華さん、堀部安兵衛が八百屋に扮して上杉邸に入り込む話。
枕で、協会主催の講談会でこんなに入ったのは初めてと感激されてはった。
40人ぐらい入ってはった…確かに満杯の雀のお宿は初めて。

南湖さん、武林唯七の粗忽話。
これも面白い。
南湖さんの悔しがり方、困りようがイイのよ。
顔は困ってないのに声が困っている…伝わるのよね。

南左衛門さんは外伝、天野屋利兵衛は男でござる…は有名ね。
石を抱かされるシーン…グイグイと揺する。
うぅぅ…とっても痛い。
息子が攻め殺されそうになるシーン、利兵衛さん辛い、お奉行も辛い。
うぅぅ…とっても辛い。
絞り出す…天野屋利兵衛は男でござる…
南左衛門さんの熱演…気がつくと眉間に皺寄せて聴いてました。

忠臣蔵は日本人の常識、だからこそ外側の話だけで本筋の面白さが際立つ…
日本人の常識であり続けて欲しいもんです。