芦屋道満大内鑑 | 喜六清八徒然日記

喜六清八徒然日記

うだうだ鑑賞三昧

清八

ニュースで天皇陛下、皇后陛下もごらんになってましたね。
「葛の葉子別れの段」のみだったようですが。
通して見てもやはりこの段がクライマックスだと思います。

なんとなくストーリーは知っていたのですが、もう少し芦屋道満が登場するのかと思っていました。
芦屋道満といえば、映画の陰陽師に出てきた、ものすごいあくの強い真田弘之の印象がものすごく強くで、すごい悪人だという感覚ですが、本当はどうだったんでしょうね。何せ古い話なので。

子別れの段は、葛の葉姫の悲しみが繊細な人形の動きからひしひしと伝わってきました。
子供や夫を守りたいという人間だけではない生き物が持っている共通の心が本来狐である葛の葉からにじみ出してくる、とてもいい作品でした。

最後の段はいったのか、いらなかったのか、「子別れの段」で終わってもよかったのかと思います。


喜六

もともと悪名高き「道満」さんが実はいい人…って言うのがこの話のメインだったのが、サブの「狐葛の葉」の子別れが人気出てしもて、今じゃサブしかやらないんだって。

歌舞伎では曲書きする「恋しくば尋ね来てみよ和泉なる…」のシーンやけど、本家の人形浄瑠璃ではあっさりしたもんやったね。
その分、エンディングに時間を掛けて、葛の葉が狐に戻って行く所を見せてるんちゃうやろか…心中物の道行きみたいなモンちゃうかな…知らんけど。
まぁ、人間国宝が狐のお面を落とす貴重なシーンも見れたしグッド!

昔、文枝師匠(当時小文枝さん)の「天神山」や、三人奴師匠の曲書き・障子抜けを見てて凄いなぁって思ってたけど…
二十数年前、中座で見た雀右衛門さんの曲書き…あぁこれが本物なんやって思ったのよね…

今でも染二さんや九雀さんが曲書きするそうで、見てみたいモンやね。