精神障害者保健福祉センターや発達障害者支援センターが支援をすることになっていますが、実際は全く緘黙の支援を受けることはできません。緘黙以外のところでしか支援をしてもらうことはありません。緘黙についての知識のある職員はほとんどいません。場面緘黙症という言葉すら聞いたことがない職員がたくさんいます。

役所の福祉課に聞いても誰も場面緘黙症を知らずに支援する機関が分からないのが現実です。

誤った対応をされることで更に緘黙が悪化することがあります。

場面緘黙所の診断では医師の意見の必要な支援は受けることができません。

代わりに発達障害や他の精神疾患の診断を受けて支援を受けることになります。

就労支援や生活支援を受けるにあたっても場面緘黙症を知っている支援者もめったにいないため他障害のと同じように扱われたり、無理やり合わない支援を受けたことによる緘黙の悪化、支援者の支援能力により仕事に就けないなどといったことが起こることがあります。

緘黙の支援は全く無いのと同じです。