ミスって始末書書いて珍しいねって言われて許されてありがたいけど本当に馬鹿だよねまじで。あの女も汚すぎるよ。すぐ気付かなかった自分が本当に馬鹿だけど、一瞬曇った顔したの覚えてるよ。大人って汚いよ。50代の女って汚いね、いまの日本がだめなの、この世代のせいだよきっと。ああだこうだ口はさんでさ、あー馬鹿だ、わたしは馬鹿だ。許されてよかった。まったく好きでもない駄目店長だけど、がんばりを認めて許してくれる寛大な心には感謝したいし、すこし尊敬もした。笑わせてくれたイケメンと、代わりにうごいてくれたいつものペアの人も感謝したい。頑張っていてよかった。でもこの馬鹿はなおさなきゃいけない。いつもどれだけやってもこんなミスをする。消えたい。きっとまたおこられるけど仕方ない、大丈夫。

家に帰ったら家族がいて、ドラマを見た。死んだ仲の良かった少年の卒団アルバムを読んで泣きそうになっていたら母が『今日はすごく死にたいの』っていって台所の包丁をお腹に突きつける。正気じゃないのはわかるけど、きっとつらいんだと思う。少年の早すぎる死を見て、そうやって言うならそうとう死にたいんだなってね。これも病気のせいだよ、本心じゃないから。
なんかいやだった 起きたら元にもどるよ