最近中々ブログを管理できなくて気付かなかったんですけど、
アメブロ登録者70万人もいるんですね!((((゚∀゚;))))スゴ!!
私が始めた頃は、30万人程だったと思うんですけど・・・
凄い勢いだ・・・
しかし、この70万ものブログの中で、現在進行形で更新されているのは果たして何件なんでしょう!?
すごーく更新ペースが遅いこのページが3万番目くらいなのに・・・
継続とは難しいものですね。
さて、いつからか1月の第2月曜日となった成人の日。
アタマの中では1月15日が成人の日という認識が、未だに更新されていないので
ニュース番組で成人式の話題が流れると、
「今日成人の日なの!?」
と驚いてしまう始末です。
そして思い出します・・・自分の成人式のことを・・・(´・ω・`)
わたしが成人式に出席したのは6年前の1月15日。
山口県の基地で教育訓練を受けていた期間中のことでした。
その日は、祝日なので当然基地はお休み。
お休みなのに、新成人隊員は朝早くからせっせと制服に着替え
グラウンドに集合させられました。
グラウンド脇には空Jの水色バスが4台ほど・・・
制服に制帽の新成人隊員約200人はそのバスに押し込められ、
市内のホールへと連行されましたヽ(T∇T;)ノ
「連行」とは、気分的にそうだったからです。
やっぱり、成人式は故郷で少年時代を一緒に過ごした同級生と
迎えたいものです。
しかし、教育期間中の身であるため帰郷など認められるはずも無く、
同じ境遇の約200人は、Jの目立つバスに、目立つというか明らかに大勢の晴れ着の
中では浮きすぎる紺の制服と制帽を身に付け、半強制的に所縁もない見知らぬ街の
成人式に連れられたのです。当時のわたしにとってそれは紛れも無い
「強制連行」(TωT;)。。。ナシテ・・・
会場に到着すると、同じ二十歳の新成人が白い突き刺すような視線で制服集団を
迎えました。
あちらこちらで起こる歓声、笑い声。ホール前の広場では2千人くらいの新成人が
華やかな空気を醸し出していましたq(≧▽≦*)(*≧▽≦)p
それに比べて制服J集団のテンションの低いことといったらこの上なしです・・・
(-""-;)カエリタイ・・・
「俺たち・・・何しに来てんやろな・・・」
ポツリと関西出身のK君。
この言葉が、全てを物語っています・・・
あまりの一般参加者との温度差に、ただただその場に居ることが苦痛でたまりませんでした。
しばらくボーっと一般参加者の浮かれ様を眺めていると、
「さぁ中へ入るぞ~」
と引率の班長。
班長も、この温度差を感じてか指示のトーンも無茶苦茶LOW。
なんとも気分の乗らない制服軍団ですが、制服を着ているので
みっともない行動は取れません。ダラダラし勝ちな皆を、数人のリーダー格が
引き締めます・・・
「チャキチャキ動くぞぉ!」
「制服着てるんだからな!」
そ・・・そうだった・・・。
ある意味その状況は、Jの広告塔の役目も担っている状況でした。
市長や議員、中にはその選挙区選出の大臣も来賓として式に参列しています。
合言葉は「いつも心に制服を。いつも背中に日の丸を。」
(私服でも制服でも心構えは変わらずJであれ!)
新成人のJはしっかりしているぞ!というところをアピールしなければなりません。
気を少し引き締めて、ホールの最後尾の一角にそそくさと出来るだけ目立たぬよう
200人の制服集団は身を小さくして座りました。
式まではまだ少々時間がありましたが、殆ど皆無言・・・(-""-;)
前方でキャッキャキャッキャと騒ぐ同い年の一般参加者をジーっと眺めていました。
あぁ~・・・地元で成人式に参加したら・・・こんな感じだったんだろうな・・・
見れば見るほど悲しくなってきました(ノ△T。)
そんな沈んだ気持ちの中、やっと式が始まりました。
市長の挨拶に始まり、来賓の挨拶・・・式場はザワザワ・・・
丁度その頃は成人式が荒れ始めた時期ではなかったでしょうか。
派手な羽織袴を着飾り、一升瓶片手に会場に入り、祝辞の最中にも
大声で喋り、笑う輩がニュースになりだしたのは・・・。
そして元外相の大物議員の祝辞が始まった時!
「本日は、誠におめでとうございます。今日ココに・・」
ガッシャーン!!
ザワザワ・・凹(゚ロ゚;)(;゚ロ゚)(゚ロ゚;)(;゚ロ゚)凹
それは瓶の割れる音でした。
大物議員も祝辞を一時ストップ・・・
ザワつくホール内・・・凹(゚ロ゚;)(;゚ロ゚)(゚ロ゚;)(;゚ロ゚)凹
すると・・・
「うぉらぁ~っ!!何偉そうにしゃべっとるんじゃ~!!」( ̄曲 ̄)
と、一人の新成人がステージに向かって突進しているのが見えます。
祝辞にイライラしたのか、泥酔しているのか、ラリっているのか見当もつかない
そのオトコは、今にも議員に食って掛りそうな勢いでした!
ステージ脇からは大慌てでオトコを止めにかかる市の職員らしき数人がドタバタと
駆け込んできますε≡Ξ≡Ξ≡Ξ≡Ξ≡ヽ(;゜〇゜)ノ
場内・・・騒然・・・(゚ロ゚;)(;゚ロ゚)(゚ロ゚;)(;゚ロ゚)
オトコはすぐに取り押さえられましたが、何故かそれを助けに行く勢いの数人のオトコが
再びステージに向かって突進!!( ̄曲 ̄)
意味の解らない仲間意識を見せ付けられ、制服集団は唖然としていました・・・(゜ρ゜*)
「ヤバイな・・・この街は・・・」
「そうだね・・・終わってるね・・・」
と呟きながら、しばしその信じられない光景に呆然としていました。
すると・・・
「アイツ等ぁ~!!ボコボコにしてやるぅ~!!q(メ゚皿゚)」
わたしの席の2つ隣の席に座っていた東北出身のT君が、
握りこぶしぎゅ~っと力を込めながら
ムクっと
立ち上がったのです!!
えぇ~っ!?(゚ロ゚;)(;゚ロ゚)エライコッチャ
彼の顔は真っ赤に赤面しています。
今にも駆け出しそうな彼を、両サイドのHとSが必死で押さえています。
T君は体がデカイので押さえるにも一苦労です。
「アイツ等ぁ~成人式を何だと思ってやがんずぅ~!!」
「まぁまぁ・・・相手にするなって・・・相手にしたら負けだぞ・・・」
周囲の数人が慌てながらもなんとかなだめようと言葉を掛けます・・・
「くっそぉ~!!ふんざけやがってからに~!!」
怒りは中々収まらない様子です・・・
そうこうしている内にステージ前の騒動は収束に向かっていました。
「な、もう収まったから!お前が行く必要はないから。取り敢えず座れよ、な!ヽ(;゚〇゚)ノ」
再三の周囲からの言葉に、ようやく血が引いたのか、T君はワナワナと震えながらも
席に座りました・・・。
人一倍正義感と、責任感の強いT君。滅茶苦茶な行動をする同い年の新成人を
許せなかったのでしょう。
その後は、少しザワつきながらも式は無事終了。
式の後は、休憩を挟んでイベントが行われました。
入場の際にもらった整理券を使っての景品抽選会などが新成人の実行委員会主催で
進行されたのですが、会場に残っているのはわずかな一般参加者と、制服J集団のみ・・
殆どの参加者は広場で騒いでいます。
イベントは少々シラケた雰囲気で進み・・・
景品を殆どかっさらっていった制服Jには少々周囲から白い視線が送られているように
感じたのは言うまでも無く・・・
成人式と言うものに何の喜びも決意も感動も無いまま、わたしの二十歳は過ぎていきました。
T君の強烈な怒りだけを脳裏に残して・・・
凸(゚皿゚メ)アイツラァ~!!