入院13日目
早朝4時半に不意に目が覚めた
外を観てみるとすでに明るく、病室から観える東京タワーが朝焼けに包まれている
入院生活も残り2日となった
朝食後9時を過ぎるとリハビリに向かう
今日から体重の50%の荷重が許可されリハビリの種類も増やすことに
痛みや違和感は全く無く昨日感じた突っ張る感じもない
膝は現段階でよく曲がっており伸びている
リハビリから帰ると自動で膝を曲げる機械が用意されていた
手術した膝の曲げ伸ばしを半ば強制的に且つ無機質に行うその機械を
僕は7年前に味わった苦痛と恐怖から「拷問器」と名付けていた
しかし既に100度程曲げることが可能となった右膝い対し
「拷問器」が僕の右膝を曲げる角度は40度に設定された
かくして僕は「拷問器」への7年越しの復讐を果たしたのだ
そうして昼食を済ませ明日に差し迫った退院に備え
受付に行き支払を済ます
支払額はmicrosoftの「surface pro」と専用のタイプキーボードを
購入したか価格と同程度だった
3時を過ぎると病室を抜け出し病棟を出て中庭へと向かう
ベンチに座り夏の午後の風に当たりながら本を読むのが毎日の楽しみになっていた
はじめはすっかり忘れていた夏の暑さに慣れるためだったのだが
木陰にあるベンチに座り夕暮れの風に当たると少し肌寒くも感じた
5時半には病室に戻り夕食を食べた
明日は2週間の入院生活が終わり遂に退院である
月曜には抜釘とリハビリで再び来ないといけないのだけれど・・・
