夏の疲れを残さず、安全にスポーツを続けるためのポイント
9月になると、「もう真夏ではないから大丈夫」と感じる人が増えてきます。
しかし、9月は意外と体調を崩しやすい時期です。
まだ暑い日が続く一方で、朝夕は少し涼しくなり、台風や秋雨前線の影響で天気も変わりやすくなります。
つまり9月は、暑さが残っているのに、気候だけが少しずつ秋へ変わっていく時期です。
この「変化」が、身体にとって大きな負担になることがあります。
今回は、9月の気象条件から起こりやすい体調変化と、スポーツをする際の注意点を分かりやすくまとめます。
9月も熱中症には注意が必要
9月になると、気温は少しずつ下がってきます。
しかし、湿度が高い日はまだ多くあります。
汗は、皮膚から蒸発するときに身体の熱を逃がしています。
そのため、湿度が高いと汗をかいていても熱がうまく逃げず、身体の中に熱がこもることがあります。
「8月より涼しいから大丈夫」と油断すると、かえって熱中症への注意が薄れてしまいます。
スポーツをする日は、9月も気温だけではなくWBGTを確認しましょう。
WBGTの目安
WBGT| スポーツ時の目安
25未満| 水分補給を続けながら実施
25以上| 休憩を増やす
28以上| 激しい運動や長時間運動を控える
31以上| 原則として運動を中止
特に9月上旬や暑さが戻った日は、8月と同じ感覚で管理する必要があります。
9月は「涼しく感じること」が落とし穴
9月に入ると、朝夕は少し涼しく感じるようになります。
すると、
- 水分補給の回数が減り
- 休憩を減らす
- 練習時間を長くする
- 走り込みを増やす
こういった変化を。
しかし、日中はまだ30℃近くまで上がる日もあります。
さらに湿度が高いと、身体の中では8月と同じように熱がこもることがあります。
つまり、体感では涼しくても、身体にはまだ夏の負担が残っているということです。
夏の疲れが残っている人は無理をしない
9月は、8月の疲れが蓄積した状態で迎える人も少なくありません。
特に、
- 睡眠不足
- 食欲低下
- 夏バテ
- 脱水
- 疲労の蓄積
- 筋肉痛が抜けない
こんな状態が続いている場合は注意が必要です。
スポーツ前の確認として
- よく眠れたか
- 朝ごはんを食べたか
- 頭痛がないか
- 身体が重くないか
- 前日の疲れが残っていないか
- 尿量が減っていないか
これらが大切です
複数当てはまる場合は、その日の運動量を減らすことをおすすめします。
台風や低気圧による体調変化
9月は台風の影響を受けやすい季節です。
台風や低気圧が近づくと、頭痛、めまい、眠気、だるさ、耳が詰まった感じなどを感じる人もいます。
ただし、すべての人が気圧の影響を受けるわけではありません。
また、頭痛やだるさが出たとしても、原因が気圧だけとは限りません。
睡眠不足や脱水、食事不足、疲労などが重なっている場合もあります。
「今日は低気圧だから」と決めつけず、自分の体調全体を見ることが大切ですね。
頭痛やめまいがある日は運動内容を調整
軽い頭痛だけなら、状態を見ながら運動できることもあります。
ただし、めまいがありふらついたり、視界がおかしい、吐き気がある、集中できない、といった症状がある場合は注意が必要です。
特に、筋トレ、水泳、自転車、接触系スポーツ、高速で方向転換する競技、は事故につながる可能性があります。
その日は運動量を減らすか、中止を検討しましょう。
急に強い頭痛が出たら注意
9月は気圧変化が多い時期ですが、すべての頭痛を「天気のせい」にしてはいけません。
次のような症状がある場合は、すぐに運動を中止してください。
- 今までにない激しい頭痛
- まっすぐ歩けない
- 言葉がうまく出ない
- 片側の手足に力が入らない
- 意識がぼんやりする
このような場合は、気圧による不調と自己判断せず、医療機関への相談が必要です。
雨の日は「ケガ」にも注意
9月は雨が増えやすい時期です。
雨が降ると気温が下がり、運動しやすく感じることがあります。
しかし、路面や床が滑りやすくなるため、別の危険が増えます。
特に注意したいけがは、
- 足首の捻挫
- 膝のひねり
- 太ももの肉離れ
- 転倒による手首や肩のけが
です。
雨が止んだからといって、すぐに再開しないようにしましょう。
雨上がりに確認したいこと
スポーツを再開する前に、
- 地面が滑らないか
- 水たまりが残っていないか
- 室内の床が濡れていないか
- シューズが濡れていないか
- 視界が悪くないか
- 風が強くないか
を確認してください。
雨上がりは湿度も高くなりやすいため、熱中症対策も続ける必要があります。
台風のときは「運動できるか」より「移動できるか」
台風が近づいているときは、スポーツ施設そのものが使えるかだけで判断しないことが重要です。
注意すべきなのは、強風に大雨。道路冠水。電車の遅延や運休。自転車での転倒。飛来物です。
特に子どもの部活動やスポーツ教室では、練習ができるかどうかより、安全に行って帰ってこられるかを優先するほうが良いでしょう。
強風の日は競技内容にも注意
風が強い日は、普段と同じ動きをしていても身体のバランスが崩れやすくなります。
特に、ランニング、自転車、テニス、ゴルフ、野球、サッカー、このような高速で動いたりするスポーツでは注意が必要です。
自転車は横風によって急に進路が変わることがあります。
「雨が降っていないから大丈夫」と考えず、風の強さも確認しましょう。
9月後半は朝夕の冷えにも注意
9月後半になると、朝夕はかなり涼しく感じる日も出てきます。
ここで注意したいのが、運動前の身体です。
身体が冷えたまま急に走ったり、強く動いたりすると、筋肉が動きにくくなり、関節が固く、動作がぎこちなくなることがあります。
気温が低い日は、真夏より少し長めにウォームアップしましょう。
ただし厚着しすぎない
朝は涼しくても、運動を始めると身体はすぐに温まります。
そのため、最初は上着を、身体が温まったら脱ぎ、運動後は汗冷えを防ぐ。調整が大切です。
9月は、1枚で済ませるより、脱ぎ着できる服装のほうが使いやすい季節です。
9月は練習量を増やしすぎない
涼しくなってくると、「そろそろ本格的に練習を増やそう」と考える人も多いと思います。
しかし、身体が十分に回復していない状態で、距離を急に増やしたり、試合数がふえたり、重量の急激な増加、練習日数を増やすと、けがにつながることがあります。
9月は身体を秋仕様に切り替えていく時期と考え、運動量は段階的に増やしましょう。
競技別の注意点
ランニング
残暑の日は早朝を選び、涼しくなっても距離を急に増やさないようにしましょう。
サッカー・野球
暑さ、雷、雨、風のすべてに注意が必要です。特に雨上がりは足元を確認してください。
柔道・剣道
9月でも道着や防具の中はかなり暑くなります。休憩と水分補給を続けましょう。
筋力トレーニング
夏の疲れが残っている場合は、最大重量を狙うよりフォーム確認を優先してください。
自転車
台風や強風の日は特に危険です。横風が強い日は無理に走らないほうが安全です。
9月のスポーツ前チェック
天候
- WBGTは高くないか
- 台風が近づいていないか
- 雷注意報が出ていないか
- 雨雲が近づいていないか
- 風が強くないか
体調
- 十分に眠れたか
- 食欲があるか
- 頭痛がないか
- めまいがないか
- 疲れが残っていないか
- 水分を十分に取っているか
服装
- 暑くなったら脱げる服装か
- 汗で冷えないようにできるか
- 雨に備えた着替えがあるか
まとめ
9月は、真夏とは違った注意が必要な月です。
大切なのは、
- 9月も熱中症対策を続ける
- 涼しく感じても水分補給を忘れない
- 夏の疲れが残っている日は無理をしない
- 台風や気圧変化による体調変化に注意する
- 雨や風では路面と移動の安全を確認する
- 朝夕が涼しい日はウォームアップを調整する
- 練習量は急に増やさない
ということです。
8月は「暑さに耐えること」が中心でした。
9月は、変わりやすい環境に合わせて身体と運動を調整することが重要になります。
毎日同じ練習をするのではなく、その日の天候と体調に合わせて内容を変える。
それだけでも、体調不良やスポーツ中のけがを防ぎやすくなります。
※この記事は一般的な健康情報を目的としています。強い頭痛、めまい、意識障害、息苦しさなどがある場合は、運動を中止し、必要に応じて医療機関へ相談してください。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
オアシス接骨院
http://www.oasis-bone-setting-carecenter.jp
オンライン予約フォーム
http://oasis-bone-setting-care-center.com/pcreserve.php
住所:東京都小金井市本町5丁目38-36-3F
ルネサンス武蔵小金井内
TEL:042-384-1186
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇