時間を味方に付ける中国医学式体内時計活用講座  -3ページ目

時間を味方に付ける中国医学式体内時計活用講座 

中国古来の体内時計理論「子午流注」を現代に活かし、より健康に、より快適に暮らす方法をお伝えします。

 

 

こんにちは!

365日24時間すべての時間を
ゴールデンタイムにできる!

中国式体内時計の専門家
永井麻生子です。



このブログは
あなたは健康で上質な暮らしをつくるために

中国医学の体内時計理論
「子午流注」を使って

暮らしに役立つ時間術を
お届けしていきます。



さて
2024年3月がはじまりました

中医学的には
ちょっと「イラッ」としやすくなる時期
なんですが、聞いたことありますか!?

その理由は
この時期、肝臓の働きが旺盛になるからなんです。


怒りと肝臓は深い関係があります。
肝臓の気の流れが悪くなると
人はイライラして怒りっぽくなります。



なので、



この時期
ちょっとしたことで「イラッ」としても
「季節のせいね~」
と受け流して下さいね。


さっ、そんな本日のテーマは
「夜中の1時から3時に目が覚める人」です。



たとえば50代女性のケース。仮にAさんとしましょう。

フルタイムで働いて、家に帰るのも8時過ぎ。家事と仕事でヘトヘトです。

なのに、夜中に必ず目が覚めます。



トイレ?



いや、

何もないのに、

毎日決まった時間に「パチッ」と目が覚めます。



「明日も早いのに…」
「こんな時間に目が覚めちゃったら、仕事中に眠くなっちゃう…」
「疲れてるのに、なんでちゃんと眠れないんだろう…」

焦るほど眠れません。

毎日毎日、そんな感じで、朝もスッキリ起きられない…
本当に辛いですよね。


多くの人が同じ悩みを抱えています。

医療機器メーカーの調査によると、

日本人の94%が睡眠に不満を感じているそうです。


では、このような場合、どうすればいいのでしょうか。

3つのステップで解決していきましょう。

① まず、最初に、夜中の「いつ」目が覚めるかをチェックしましょう。

目が覚めてしまう時間から何が分かるのか。

それは「身体のどこに問題があるか」です。

1時から3時の間に目が覚めるなら「肝」 
に問題があります。

人間の身体は時間ごとにどの臓器につながる経脈(中国医学の生理活動のエネルギー=気血の通り道)に気血が流れているかが決まっています。

夜中の1時から3時には肝につながる経脈にに気血が流れています。

この時間と気血の流れをまとめた理論を

子午流注(しごるちゅう)」といいます。

 

 

子午流注は2000年以上前からある理論で、

何時に身体のどこを気血が流れているかが

解き明かされています。

通り道が詰まっていたり、熱を持っていたら、

気血がその部分を通るときにスムーズに流れず身体に異変が起きます。

 

その結果、

われわれは目が覚めてしまうのです。

ちょっと意識してみて下さい。

 

 

目が覚める時間は大体決まっているはずです。


どこに問題があるかが分かったら、その対処法です。


では、今日は夜中の1時から3時に目が覚めてしまう人の対処法について考えましょう。

② 肝臓をケアする。

①で見たように、この時間に目が覚めるのは肝経(肝臓につながる経脈)が熱を持っていたり詰まっていたりする証拠。

中医学では肝臓は、「血を貯蔵するところ」。

夜中のこの時間には肝に血が帰ると考えられています。

 

 

なので、この時間に肝に血を返してあげるのが健康への近道。


よく寝たいのに眠れない…となると肝が思う通りに働けません。
肝は人体最大のデトックス器官なので、

肝の動きが鈍ると体内の毒素が上手く排出できず、
老化にもつながります。


では、

この時間に肝経がスムーズに流れるようにするには

どうすればいいか。


まず、


物理的に肝経の流れをスムースにしてあげること。

本当はこの1時から3時にマッサージできればいいのですが、

この時間は「何より寝ることが大事!」なので、
第二の方法があります。


詳しいメカニズムは省きますが、

午後7時から9時までの間に、

腕の内側を根元から手のひらに向けて軽くタップして下さい。



そして、日常生活では
イライラしたり、怒ったりしないようにすること。



そんなこと言っても、イライラしないようにするのは難しいですよね。



そういうとき、実はいい方法があります



それは「泣く」ことです。

 

 

中医学では

感情と臓腑には深い関係があると考えられています。
イライラしたり怒りが収まらなかったりしたら、

悲しい映画などを見てちょっとだけ泣いてみて下さい。



怒りが肝に与えるダメージが軽減できます。



ちょっと意外な方法かも知れませんが是非二つともやってみてください。



そして、もしそれでも、夜中に目が覚めるということが続いたときは…



③ 11時までにベッドに入りましょう。

子午流注では、肝の時間だけでなくその前の胆の時間も寝るべきだと考えます。



また、夜中の12時が「陰陽」の「陰」の頂点なので、

それまでに寝ると順調に入眠できると言われています。

夜中の12時からは陽がどんどん強くなるので、

世界に活力が生まれるので、眠りにくくなってしまうのです。

 

 


もし、②の方法で、夜中に目が覚めるのが止まらない場合、

是非、寝始める時間を変えてみて下さい。



昔の人の知恵を上手く使って健康な生活を送りましょう。



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