こんにちは!
365日24時間すべての時間を
ゴールデンタイムにできる!
中国式体内時計の専門家
永井麻生子です。
このブログは
あなたは健康で上質な暮らしをつくるために
中国医学の体内時計理論
「子午流注」を使って
暮らしに役立つ時間術を
お届けしていきます。
ちょっと子午流注とは離れますが、
今日は男女の養生のポイントの違いについて。
Twitterで、
「中医学では男は胃を、女は脳を養えという」
という書き込みを見たので
男女の養生の違いに関する諺について調べてみました。
あなたは、疲れたとき、調子が悪いとき、どうやってパワーアップしますか?
パワーのつきそうなニンニクなどを食べまくる?
実は、それ、逆効果のこともあるんです。
これは、私自身の経験です。
薬膳にハマる前(実は今でもそんなに頑健な方ではありませんが💦)、何をやってもだるくて集中力も続かないし、関西弁で言う「しんどいな~」という状況が続いていました。
で、「パワーアップするためにニンニク食べなきゃ!」と思って、ニンニク、生姜、などパワーのつきそうな物を食べまくっていました。
ところが、しんどさは増すばかり…(-_-;)
で、
「食べ方が足りないんだ!」と思った私は、
以前にも増してニンニクなど所謂「精がつく物」を
食べ続けました。
それでもしんどさは増すばかり
薬膳を学ぶようになって
自分の体質が「陰虚火旺」だと分かります。
つまり、体内の水が少なくて炎症を起こしやすいということ。
炎症を起こしやすいところに
ニンニクなど「火に油を注ぐ」ような食材ばかり
摂っていたのですから
調子が悪くてあたりまえ。
もし知らなかったら
いまでも自分の身体に炎症を起こさせるような食品ばかり
摂っていた…と思うと
薬膳に感謝です。
で、今日の本題。
中国には
「男は食に、女は睡眠に頼れ」
という言葉があります。
陰陽で見ると男性は陽、女性は陰。
「動養陽、静養陰(動くことは陽を養い、静かにしていることは陰を養う)」という言葉もあります。
なので、
男性は動くためのエネルギーを摂取するために
食べることに重きを置き、
女性は静かにしている(=睡眠)ことによって
陰を生じることに重きを置くと健康にいい
ということです。
あれ、また、睡眠の話になってしまいました💦
でも、現代人にとって睡眠は気になる話題ですよね。
では、
ここで、
より良い睡眠のための
中医学の知恵を三つ。
① 寝る前は甘酸っぱい物を食べる。
中医学では酸っぱい物は気血を収斂(ひきしめる)させ、
甘い物は身体を緩ませる、と考えます。
なので、甘酸っぱい物を食べると
気血が内臓に戻り
身体が緩むので
寝るのに最適な状況になるのです。
② 夜の0時になる前に寝る。
これは前回も書きましたね。
世の中が陰つまり「静」のピークである
0時に向かっているときに寝るのが
入眠のベストタイミングです。
③ 午後9時以降は「寝る準備」
中医学には
「先睡心、後睡眼(先に心が眠り、そのあとに眼が眠る)」
という言葉があります。
寝る前にまず心を落ち着けてから
寝に入るのが大事。
(社)日本子午流注協会のFBでは、子午流注(中国医学の体内時計理論)を中心に中医学に関する知識をお伝えしています。
是非訪ねてみてください。