時間を味方に付ける中国医学式体内時計活用講座 

時間を味方に付ける中国医学式体内時計活用講座 

中国古来の体内時計理論「子午流注」を現代に活かし、より健康に、より快適に暮らす方法をお伝えします。

2000年以上前から中国で伝えられてきた「子午流注(しごるちゅう)」。


中国医学で生理活動を支える物とされている「気・血・水」のうちの
気と血が2時間ごとに異なる経脈を流れることに基づいた
「体内時計」理論です。

この理論を使えば、もっと健康になれるだけでなく
もっと効率的に動けます。

子午流注は簡単に言うと次の4項目にまとめられます。

① 生命活動のエネルギーは1日かけて全身を巡る

② エネルギーが流れている部位とそこにつながる臓腑は、エネルギーが流れている時間に活発に働く

③ エネルギーの流れる順番は決まっているので、どの臓腑が一日のうちで何時に活発に働くかも決まっている。

④ その臓腑が活発に動く時間にはその臓腑の本来の機能を発揮させるといい

子午流注を治療に活かしている専門家もおられますが、このブログでは「生活に活かす」ということを主眼に置いてアプローチしています。



日本ではまだまだあまり知られていない「子午流注」。

是非、あなたも日々の暮らしに取り入れてみてください。
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こんにちは!

365日24時間すべての時間を
ゴールデンタイムにできる!

中国式体内時計の専門家
永井麻生子です。



このブログは
あなたは健康で上質な暮らしをつくるために

中国医学の体内時計理論
「子午流注」を使って

暮らしに役立つ時間術を
お届けしていきます。

今日は春分の日。


中国には「春分吃春菜(春分には春菜を食べる)」という言葉があります。
春の野菜と言えば、ニラ、ほうれん草、筍など。
こういった野菜を積極的に摂って、いい春をお過ごしください。


このブログでは、中国古来の体内時計理論「子午流注(しごるちゅう)」を使って健康をサポートする情報や様々な暮らしの悩みを解決するヒントをお伝えしています。

では、子午流注というのはどういう理論なのでしょうか。
くわしくはこちらへ


では、今日のテーマです!



【悩み】スロースターターの私、仕事の調子がよくなるのはいつも夕方になってから…
実質的な作業時間は毎日数時間だけ。これじゃ仕事がはかどるはずもない💦



実は、これは私の悩みです。と言っても完全に解消したわけではなく、今でもこのような状態になりがちです。


では、そんなとき、どうすればいいか。


以前は、こうなると


「私ってダメだ…」
「自分はどうしてこんなに怠け者なんだろう…」



と自分を責めるばかりで



「明日こそは、朝からバリバリ頑張るぞ」



と気合いで乗り越えようとしていました。



が、それでは毎日同じことの繰り返し。


自己嫌悪が強まるばかりです。


しかし、私が「ダメな怠け者」なのにはちゃんと理由があったのです。



自分の調子が上がってくる時間を意識して記録してみました。

↑ ここ大事。


自分が何時にどのような状態になるかが分かると、自分の身体の今の健康状態が分かります。



私の場合、午後3時以降にならないとパワーが出ない。


これは腎虚の現れです。


簡単に言うと、腎が弱い状態。


じゃあ、どうすればいいか。


① 腎経に気血が流れている時間に、その部位をマッサージする。
   腎経に気血が流れている時間は午後5時~7時。この時間に腎経の部位をマッサージするのが効果的と言われています。簡単なのは身体の正中線、つまり胴体の真ん中の部分を上から下に向けてさすってあげる。服の上からでもいいのでやってみてください。

② 腎を補う物を食べる。
   薬膳では黒いものは腎に入ると言われています。わかめ、昆布なども黒いものに入るので、黒ごまなど見た目が黒いもの以外にもわかめ、昆布を積極的に摂るといいでしょう。


③ つばを飲み込む
   中医学では口の中につばを貯めて飲むと補腎になるといわれています。いろいろな健康法の中に「つばを飲む」という行動が出てきます。簡単なことですので、やってみてください。


このように、子午流注の理論を活用すると健康増進だけでなく、仕事のクオリティや効率を上げることもできます。


是非試してみてください。