半世紀以上の年令を重ねると、知らないことが増えてきます。
もちろん、知っていることも増えてはいます。
が、それ以上に知らないことを知る。
人は知らないことに対して、悲観的というか、卑下したりしがちです。
こんなことも知らないなんて。
これって、知って当たり前でしょう。
知らないなんて、非常識だ。
でも、知らない身にとっては、単に縁がなかっただけなのかもしれない。
あるいは興味が持てなかったことだったり。
自分にとっての専門外であった、とか。
そもそも、知らないこと自体、いいか、悪いかはないのでは。
知らないのに知ったかぶりをしてミスを犯した。
知りもしないで受けた用件を果たせなくて迷惑をかけた。
などとしたら、叱られたりもするでしょう。
これらは知らないままにしたことで引き起こされた、いわば副次的な災害かと。
大切なのは知らないと認めること。
知らないと言えること。
そして、知ること。
そのためには学ぶことであったり、教わることであったり。
何から何まで知ることはないのですが、必要なこと、大事なことはやはり、知る。
そのためには、知らないと言える勇気が必要でしょうか。
知らないのは、恥。
知らないなんて、みっともなくて言えない。
自分はバカじゃない。
そんな思い込みを土師にうっちゃる勇気が。
それに知らないことを知るとは。
そこは新しい世界を知る一歩。
新しいことに興味を持てるきっかけ。
成長。
知る事柄でその度合に開きはありますが、確実に前に向かっている、と。
さらには、知らないことを認め、学び、知るという行為こそ、大事。
これが人に伝われば、その人の成長に寄与できるかと。
知らないことを知り、それを知る。
知らないが口癖に。
知る行為が習慣に。
どうしたら、こうなれるか。
もっと、知りたくなります。
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