「プラトーンは対話編『クリティアス』の中で、ポセイドーンは伝説の大陸アトランティスを自らの割り当ての地として引き受け、その中心に人間の女たちに生ませた子を住まわせたとしている。

アトランティス大陸はリビアとアジアを合わせたよりも巨大であり、幻の金属オリハルコンが産出されるなど地下資源に富んでいた。

アトランティスの人々はポセイドーンを崇拝し、ポセイドーン神殿や戦車に跨がるポセイドーン像を金や銀、オリハルコンで建造してはポセイドーンに捧げていた。

しかし、アトランティス原住民と交わり続けたことでアトランティス市民の神性が薄まっていき、堕落の果てに神々を敬わなくなってしまった。

これに憤慨したゼウスはオリュンポス山に神々を召集すると、アトランティス大陸を沈めることを知らせた。

ゼウスは大雨を降らせてアトランティス大陸を海中に沈ませた。また、ポセイドーンが三叉の矛で大陸を海に引きずり込んだとする説もある。」

Wikipedia "ポセイドーン"

プラトンの『クリティアス』によるアトランティス大陸の記述から、ギリシア神話のポセイドンのモデルは 古代メソポタミアの神エア(エンキ)と見る。


さらに洪水伝説で知られるノアは アトランティスに居たポセイドン(エンキ)の子孫であり 初代ゼウス(エンリル)が引き起こした大洪水によって沈んだのはアトランティス大陸だったことが判明する。

堕落した人類は これまでにも何度か 神的存在によって 絶滅の憂き目に遭っているようだ。今回はどうなるだろうか。

「ギリシア人の直観力ほ、すばらしい仕方で、通常のアトランティス人の平均的な姿を、サテュロス、ファウヌス、パンとして描いたのです。」

シュタイナー『神々との出会い』

「サテュロス(古希: Σάτυρος, Satyros, ラテン語: Satyrus, 英語: Satyr)、複数形サテュロイ(古希: Σάτυροι, Satyroi) は、ギリシア神話に登場する半人半獣の自然の精霊である。


ローマ神話にも現れ、ローマの森の精霊ファウヌスやギリシアの牧羊神パーンとしばしば同一視された。」

Wikipedia "サテュロス"

ギリシア人にとって アトランティス人は 半人半獣の妖精として描かれた。ファウヌスやパーンの画像を観れば判るように ポセイドンは牛や山羊のイメージをもつ。

つまりポセイドンは 牡牛Bullと呼ばれ、山羊座カプリコーンに象徴される 古代メソポタミアのエア(エンキ)に比定して間違いないだろう。

ちなみに日本人の習俗である足袋も アトランティス人の足の形=偶蹄目の名残りかもしれない。

ヤーパ ン(日本 Japan)
エアパーン(エンキ=山羊のパーン)

「アルカディア地方のピガリアにはデーメーテールとポセイドーンの婚姻が伝わる洞窟があり、ポセイドーンに対する怒りと、娘を攫われた悲しみから、黒衣を纏い、その洞窟に籠った。

そのため大地は実らず、人々は飢えで滅びかけたという。この洞窟には馬の頭を持つデーメーテール像が祀られていたと伝えられている。

これによればデーメーテールはゼウスを中心とする神話確立以前の馬を表徴とする大地母神で、ポセイドーンと対をなす女神だったと考えられる。」

Wikipedia "デーメーテール"

アルカディア地方の伝承から ポセイドンとデメテルは 我が国に伝わる 弟の建速須佐之男命の乱暴に怒り悲しみ 天の岩戸に隠れた 姉の天照大御神に比定されるだろう。

馬頭と伝わるデメテルは 古代中国では馬は「龍」とされたことに通じている。ポセイドンがエア(エンキ)ならデメテルのモデルはニンフルサグだ。

デメテル オメガ
天 照  大御神

天岩戸隠れ神話は 日本全国で伝承地が名乗りを挙げ 村興しに活用されているが 残念ながら日本列島の故事ではなさそうだ。

ポセイドーン
百済出 雲(※加治木義博氏説)