退院の翌日から
娘が通い始めた
FBTによる
ティーンの治療プログラム
初日のオリエンテーションで
私達家族と
もう一組の家族が
プログラムに入ることを知り
オリエンテーション終了後に
もう一人のママに
どこから来ているのですか?
と話しかけたところ
*この日はお子さんとお母さんのみが来ていた
衝撃の事実が!
私はてっきり
この街のローカルなエリアが
返ってくると思っていたのに
な、なんと
ネバダ州から来ている
と言うではないですか!?
彼らの自宅からこの場所は
もちろん通える距離ではなく
前日朝に自宅を出て
長時間の運転後この街に到着し
今朝はホテルからここに来た
と
治療プログラムに通う間は
どこに滞在するのか
と聞いたら
プログラムを終了するまでは
ホテル住まいだ
と
オリエンテーション時に
このプログラムを卒業するのに
かかる時間は
それぞれのティーンの回復の度合いと
加入している健康保険にもよるけれど
だいたい12週間~16週間だと
聞いていました
ホテルは
治療プログラムと提携を結んでいる
指定のホテルに滞在すれば
かなりの特別価格にはなるものの
長期に渡るステイとなれば
ホテル代は決して安くはありません
それでも
子供の回復のために
遠方から治療プログラムに
やって来ていることを知ったのでした
しかし
1週間、2週間と
プログラムに通っていくうちに
実は
プログラムにいる
20人ほどのティーンのうち約半分は
カリフォルニア州内でも
通える距離に住んでいないため
*カリフォルニアも南北に広いですから…
あるいは
州外に住んでいるため
数か月単位で
親子でホテル住まいや
エアB&B住まいをしながら
治療プログラムに来ていることを
知りました
娘が卒業するまでの
約4か月だけでも
ザっと
アラスカ
アイダホ
ネバダ
テキサス
ニュージャージー
ニューヨーク
フロリダ
と
州内各地のみならず
全米各地から
この治療プログラムに
やって来ていたのでした
私達家族はたまたま
摂食障害専門の入院病棟がある病院と
治療プログラムを提供する医療施設が
通える距離にあったので
それは
本当に幸運だったと思います
入院中も
治療プログラムへ移ってからも
自宅から通えたことと
娘の下には
他に小さい兄弟がいないことで
とにかく
娘にフォーカスすることが
できました
私達のような恵まれた状況でも
心労はそれなりのものであったのに
自宅から何時間も離れた
誰も知り合いのいない遠い街にやって来て
それから何か月もの間
家族(夫婦、親子、兄弟)が
離れ離れで暮らしながら
ティーンの子供に
付き添って来ている親が
ひとりで
回復に向けてサポートをしていく
気苦労やストレスは
相当なものだと思うし
言葉にはならない
大きな不安やプレッシャーも
同時にあると思う
特に下にまだ小さな年齢の
お子さんがいる家族は
2~3週間交代で
父親と母親が入れ替わって
ティーンの子供の治療プログラムに
参加していたし
シングルペアレントの場合は
自分の両親や前夫、前妻
あるいは友人家族に
下の子供達を預かってもらうなど
協力してもらいながら
プログラムにやって来ていました
また両親が
どちらも働いている場合
治療プログラムに専念するために
Family Leaveを使って
*ファミリーリーブとは
家族の入院や看病のために取得できる長期のお休み
親も
長期で仕事を休んでいたり
あるいは
職種によって
リモートで仕事ができるようなら
融通をきかせてもらったりと
どの家族も
まずは子供の回復を
一番のプライオリティにして
奮闘していました
同時期に治療プログラムに通った
他の家族たちと話をしながら
摂食障害からの回復は
本人のがんばりはもちろん
見えないところで
家族の協力と結束があってこそ
可能なのだと強く感じたのでした
治療プログラムに入る前に
なぜ子供の親と面接があったのか
今は分かります
続きます