Oa's Report -10ページ目

Oa's Report

(1)2013年4月「東北ひとめぐり」ツアー
(2)2012年2月「兄弟仁義Special「★シュウ・メイ・シキ★」@ TAKE OFF 7(東京渋谷)」ライブオフ by Oa

 1日目、最初の訪問先は、七ケ浜 星のり店
 昼食を振舞われながら、話を伺う。
 大きな釜で炊いた飯に、
「3時間ほどまえにとってきた」
という新鮮なメカブ、我々のために冷凍しておいてくれたという生海苔、鱈を入れた具沢山の味噌汁と、ゆで蟹。その釜は、震災の直後、近隣の人々にも炊き出しをしたものだそうだ。
 食事をいただきながら、星さんの話をうかがう。
 津波の際、星さんは、船で海へ出ていた。海の上では、地震はほとんど感じなかったらしい。ただ、10m級の波を越えた。
 5mの波ならあるが、10mの波はめったにない。その波を越えて、浜に戻ったとき、浜には消防団が待っていて、津波がくる、と教えてくれた。
 津波は、高台の自宅の、2m下に留まった。自宅だけは残ったものの、一時期は、
「完全に無職になった」
 不安な日々だった、という。
 被災地応援ファンドとの出会いがあって、海苔養殖・加工の設備再建に着手。七ケ浜のなかでも、早い時期に再出荷にこぎつけた。
 星さんの同業仲間の工場も、今年から出荷となる、という。養殖設備、工場、自宅、人によってはご家族も失って。2年経った後の、ようやくの再スタート。3年間は、行政の補助が入るが、その後は独立採算を求められている。新しい工場を3年間で黒字化しなければならない。
 復興は始まっているが、完了はしていない。そう、感じた。


One Day Report
△震災直後には炊き出しで活躍したという釜

One Day Report
△星さん宅のある高台から海辺を見る。津波は、この2m下まで迫った。浜に見える新しい建物は共同の海苔加工工場。


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