ちひろさんは私の小学校からの憧れの画家です。
彼女の絵は国語の教科書とか児童書によく載っていた
ので、その絵の魅力に引き込まれてしばし眺めることが
多く、彼女がどれほどの優しさと少女のような清らかな心を
持ち合わせているかは子供であってもすぐさま想像できた
ことでした。

私は学生時代に絵を描いていましたが、どちらかというと
デッサンの方が得意で、そこから色をのせるとどうも自分の
イメージから遠ざかっていくという欠点があるため、賞とか
もらっても納得いかないまま、心から喜ぶことも出来ず
常にコンプレックスをひきずっていました。だからこそ、
ちひろさんの美しい色使いとタッチに憧れてしまうのかも
しれません。

   

もう絵を描くのをやめてから軽く15年は経っているでしょうか。
ふとちひろさんについて検索してみるとちひろ美術館があると
いうことを思い出しました。住所を見ると・・・え~!いつも電車で
通過してるとこだったの!? 知らなかった・・・・。
子供の頃、彼女の伝記を読んで美術館があることも知ってましたが
なにせ東京ですから行けるはずもなく、がっかりしたのを
思い出しました。今度時間を見つけて行ってみようと思います。