音を聴いて恋に落ちる、というなら
私にとってそれは「ヨーヨー・マ」でした。

リベルタンゴで日本でもずいぶんと知名度をあげた
彼ですが私が彼を知ったのは音楽関係の本を読んで
いた時。彼の素晴らしい性格とか音楽に対する姿勢に
心を惹かれてちょっと聴いてみようかなって思うように
なりました。たまたまその頃チェリストの方と知り合いに
なる機会があったので、それも関係してチェロの音色って
すごいなあと思うようになったからというわけですが
ヨーヨー・マの「バッハ無伴奏組曲第一番」の音を聴いた
時に他の人とは違う特別な音の響きに驚き、そして
「恋に落ちた」。まさにその表現がぴったりな私でした。

風景の見える音楽。1つの枠にとらわれず、音楽全体に
対しての包容力を持ち、古いものと新しいものを融合させたり
ジャンルにとらわれずに開拓していく能力を合わせもつ、
数少ない素晴らしいミュージシャンの1人です。
機会があれば聴いてみてください。心が洗われます。

ヨーヨー・マ
大好きな曲、Gabriel's Oboeをチェロで
演奏しています。感激。

モリコーネは本当に美しくて繊細な曲を作る人ですが
マの演奏と見事にマッチしています。
ヨーヨー・マは年を重ねるごとにますます魅力的な輝きを
放っているなあ、といつも思います。
そういう大人になりたいですね。