初めて国際線の飛行機に乗った時、雲の上に自分がいる!ということに
ものすごい衝撃とともに、感動が走って思わず使い捨てカメラで
窓から数枚写真を撮りました。すごいな、と思うのは特に構成も
へったくれもない状態でも本当に美しく素晴らしい写真になっていた、
ということです。神様の創造物。そこにはそれ以外のものがなく
本当に神様の存在を強く感じることのできた瞬間でもありました。
飛行機に乗る回数が増えるたびにその感動はだんだん小さくなって
いきました。だんだん当たり前のこととして受け止めるようになった
せいでしょうか。。。
独身時代は空の写真が好きで、銀色夏生さんの本をよく買い、
よく眺めたものです。彼女の感性が自分の好みとぴったりあったのです。
恋をしていなかった頃には詩の意味もよくわからずにただ写真を
ぼんやり眺めるのが私の大好きな時間でした。
(恋愛をすると写真よりも詩のほうに気持ちが入っていくのも
おもしろい現象ではありました。)

彼のPCの中に
たくさんの空の写真がありました。
やっぱり夫婦は似たもの同士っていうか、似た人を選ぶものだな、と
思った次第です。