ここ最近、お腹がすいてるとお祈りよりも先に食べ物に手が
出てしまうので(まあ、当たり前ですけどね・・・。)、ちょっと
お皿を遠くにしてお祈りしていると、すごくお腹がすいてる時は
腹をたてて私の顔をパチーンと叩いてくるようになりました。

思わず私も両手でゆいとの頬をパチンと挟んでしまいました。
さすがに叩くはできないけどアッチョンブリケにしちゃいました。

これで人を叩くのは悪いってわかるのだ!と睨んでみる。
しかし、モーセのように目には目を・・・・ではダメよね・・・と
あまり強く挟まずにすぐに手を緩めてしばし考える。

手をあげたり怒鳴ったりはしたくないって思っていても
実際わからせるためについ手が出てしまう親の心境は
わからなくもないなって実感しました。
まあ、感情のコントロールが効かなくてカッとしてなぐる親も
いるんでしょうね。
さらにエスカレートすると虐待とか。

親として試される瞬間っていうのが増えてきています。
言葉を発するようになり、自立していけばいくほどもっと
そういう場面が増えていくんでしょうね。。。

ゆいとの行為は悪ではない。成長の過程を至極まっとうに
踏んでいるだけ。
ただ躾は必要。人を叩くのを容認してしまえば、小さな子や
お友達も叩くようになってしまう。

1歳でどこまでわかるのか謎だけど・・・と思いつつ
「あのね、人を叩くととっても痛いの。ママ痛かったよ。
そしてとっても悲しかった。だから叩かないでくれる?」と
真剣に言ってみた。この「真剣に」ってところがポイントです。

するとゆいとは私をじっと見つめておもむろに私の頭を
なでなでし始めた。
内心びっくり。

うわ~~~この子、私の言ったこと、理解してるよ!!

とかなり感動したんだけど、そんなそぶりは見せずに
「いい子、いい子してくれるの?なでなでは嬉しいよ。
ありがとね~~。」
と褒めて私もなでなでした。ゆいとも私もニコニコ。

毎日散歩で近所の猫ちゃんを通してナデナデの仕方を
教えてきた成果がこんなところで出てくるとは。

しっぽをギュッとつかんじゃだめよ。足踏まないでね。
お尻を触らないように頭や体をやさしくナデナデね~~。
叩かないでね。

と、無邪気に突進しながら猫に触りたがるゆいとに
動物との間合いや触り方を教えてきたのですが。

叩くのはダメ、やさしくなでるのを喜ぶのは動物だけじゃ
なくて人も同じって理解したのかな・・・と。

動物は我慢とかしないし、リアクションもストレートですからね。
ちゃんと接してあげないと仲良くしてくれません。

今のところ、ゆいとは受け入れられていて、3匹の
猫ちゃんも逃げません。特に黒い猫はゆいとにスリスリして
くるくらい心を許しています。

おばあちゃんが動物苦手だからうちでは飼えない分、
こういうところで動物に触れる機会を与えてます。
飼い主の方もきさくな方なので、快く迎えてくれます。
ありがたい。

私は小さい頃から動物に囲まれて育ってきたので、
ペットがいないのはさみしいですけどね。

でもおとなしい猫たちなので助かります。
ゆいとも動物好きに育ってくれてるのでよかったです。

まあ、子供だからまた同じ間違いを繰り返すかもしれないけど、
根気よく気長に教えていくだけですね。

なんでもバランスよく教えないと子供の心が歪みます。
我慢ばかりさせてもダメだし、自由ばかり与えてもダメ。
しつけと強制も違う。

子供を通して親になっていくんだなって思います。
子供が少しずつ成長するように、私も親として少しずつ成長する
機会があることに感謝しています。