宅配ピザの悲劇 | おあいそ。煮

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超新人の放送作家(漫才やコント・落語も書きます)でございます。
好物は、皆の笑顔と金魚です。あと、砂肝。

何だったらもういっそ、


漫画にしてくれ。






今日は初めての宅配ピザのお店に、

ネットからピザを注文。


チーズ大好きな私、

わくわくしながら待っていたところ、

ふと、


しばらく前に洗濯機が

「洗い終わったぜちくしょう」って言っていたことを思い出した。


おおう。

早く干さなきゃ臭くなっちゃうわ


慌てて干していると、

ふと、



そういえば、

宅配注文て、

受付メールに返信して完了とかになることもあったっけ。

30分で届けるとか書いてあったけど、

なかなかなかこない。


もしかしたら

今日のはそんな店かも?




とか思いついて





慌ててメールソフトを起動させたら

ブログ(表)にコメントがつきましたのメールが来ていた。


・・・あれ。

さっき画像だけUPしてすぐ削除したけど

もしやそれにコメントつけてくれたとか・・・??


やばい、

確認せずに消しちゃった!


と、

焦って

ブログをあけようとすると、チャイムが。




ピンポーン



「ド○ノピザです~」





慌ててインターホンに答えて、


玄関へ行く途中で

洗濯物の存在を思い出す。



あぁ、

こいつも急ぐんだったよ



ひとつふたつ、くつしたを干して


あぁ、だけど今はピザ受け取りが先だよ


思い出して慌てて

一度干したくつしたを止めていた洗濯ばさみを開いて

くつしたを落としてみたりして



何やってるんだ私、

あぁ、ピザ屋が来ちゃうよ




慌てて扉を開けると、

ちょうどピザ屋がエレベーターを上ってきたところ。




おー、

ベストタイミング


思って廊下に出ると



エレベーターの前に、


超かっこえー男子が!!



いうなれば、

『純情ロマンチカ』の美咲くんのような

『とある魔術の禁書目録』の当麻くんのような


そう、

嵐の櫻井くんのような




おしゃれで爽やかな

涼やかな黒髪の男子がそこに!!






ちょっと待て





それはないわ。









今の私のかっこうは




大将、やってる?-さし美の家着


どこをどう見ても貧乏男子学生なのに。




書き忘れたけど


顔も洗ってなかった。



目くそとかけっこう

育ってたと思う。





完全なる

ピザ屋対応限定の井出達だったのに、


なぜそこにいる、イケメンにーちゃん。





あなたに出会うならせめて

ジャージは長ズボンにしとくんだった・・・・。



ピザ屋「2508円になりまーす」



私「(はい)」←一日誰ともしゃべってないので声が出なかった



のやりとりをしている間も、

私はにーちゃんが気になってしょうがない。



早くどっかいってくれ。

何故、それに乗らない?

あぁ、上にいくエレベーターだったか

何故こんなときに上の階のボタンが押されているんだ

エレベーター戻ってきたぞ

何だ、誰も乗ってねぇじゃねぇか!

誰だ、上の階でボタンだけ押したヤツ!

あぁ、ほら早く乗ってくれ





ピザ屋「ありがとうございましたー」





扉を閉めた私は、


何故だかトイレへ一目散に入り、



気づいたら

大量のトイレットペーパーを使っていたのだった・・・・。







そういえば

ピザ屋のにーちゃんも


今日に限ってイケメンだったなぁ・・・・










考えてみたら、

最初から最後まで

何も慌てる必要はなかったのに、


何を動揺していたのだろう私・・・・