『いいことばかり書くと、
「そこから宣伝料をもらっている」
といわれ、
わるいことを指摘すると、
「いつから中傷サイトになったんだ」
といわれる。
日本人は、よい意見も悪い意見も伝えて、その企業・個人に反省や成長をしてもらう、
という”アナリスト”や”フィードバック”という視点になれていない。
辛口批評=その企業・店・個人が嫌いというわけではなく、生活者志向に改善してほしい、
という生活者の声だということを、わかってほしい。
また、そういう辛口の声を吸い上げて改善できる企業ほど、伸びるものだ。』
某サイトの○子さんという方が書かれていた記事の内容です。
あぁ、皆がみんな、そういう考え方だったらいいのになぁ。
ブログも、書きやすいのに。
ネットの世界に限らずどの世界にもマナーはあって、
誹謗や中傷はどの世界においても許されたものではないと思いますが、
意見や指摘まで組み伏せられる、
そういう環境はどうかと思う。
他人を攻撃し続けていないと
アイデンティティを保てない人もいるのかもしれないけれど。
自分を振り返っても、何も思わないのかなぁ。
客観的に見て、そういう人って好きになるのかな。
もっと違う生き方が、出来るはずなのに。
私はブログを書く上で、
本音なことが多いけど、
やっぱりグッと抑えて書くこともある。
嫌いというわけではなくて、
苦手なわけでもなくて、
本当に好きだからこその改善してほしい意見もあるのに。
「もう少しこうなれば、もっともっと魅力的になるかも。そうなって欲しいのに」
というのが、根本にある感情。
だけど、可能性を考えて、意見を言いきれないこともある。
ネットの世界の話ではないですが、
某TV局の番組モニターをしていたことがあって、
そこで意見を述べるといい顔をされないときがあった。
いくつかモニターをやっていて、
私の番組評価の書き方はどの局に対しても同じなつもりだったけれど、
私の意見に対していい顔をしない1局があった。
そこは
「辛口評価、待ってます」
と言うくせに、
いざ辛口だと書き方に文句をつけられ、
「中傷はやめてください」と言う。
逆に、それならばと誉めたおすと「よく観ている」と誉められた。
モニターってそういうこと?
誉めちぎれば仕事はおしまい?
良い点はそのまま続け、悪い点は改善していくために、
モニターを雇ってんじゃないのかな?
誉めあい馴れ合いのために、わざわざ会議が開かれているの?
私には番組審議委員会の裏事情は分かりませんが、
モニターがするべき仕事に対しての考え方が
何か間違っていると思ったのです。
「あいつキライ」とかそういう子どもじみた個人的感情を述べているわけではないのにね。
・・・でも私は、「あいつキライ」も意見の一つのような気もするけど。
キライの理由を正当に細かく表現できるならば。
多くの人が「キライ」という意見を持つなら、その人を沢山起用するのは
会社にとってマイナスでしょうから、よりよい対策を取れるってもんだろうのに。
私の書き方が悪かったのかもしれませんが、
一応いろいろ考えて、辛口意見だらけにもならないように、
表現の仕方にも気を配ったつもりではあったのですが、
辛口を書くと、やはり担当さんにいい顔をされなかった。
あーあ、社会って難しいなぁ。
結局はどういう人間や企業が成功者と呼ばれるんだろう。
理想ばかり述べているようじゃ、勝てないのが現実なんだろうかなぁ。
辛口評価が生きる現場って、ないのかな。