テーマが広すぎるかも。

「私×テクノロジー」って。


タイトルにしてしまってから「あぁやっちゃったかなぁ……」と思いました。
 
テクノロジーという言葉の概念があまりに広範囲すぎてこの言葉を使うのも恐れ多いような気もしますが、今までの仕事を振り返ってみるとしっくりとはまる言葉です。

こういった題名や名前を付けること。
苦手だなと感じることが多いです。
 
特に肩書なんかはもう、自営業者として独立してからずいぶん悩みました。
独自の肩書を付けたり、カッコつけてみたり、いろいろやって失敗もしました。

結局のところこの類のものは、相手に伝わらなきゃ意味がないんですよね。
 
パソコンインストラクター
パソコン講師
IT講師
 私と同じ職種には一般的な呼び名がいろいろあります。

でも、どの肩書のイメージもピッタリした感じがしない。ずっとそう思ってきました。

《パソコンインストラクター・パソコン講師》
パソコンの操作だけを教える人みたい。
WordとかExcelとかだけ教えてそう。
 
《IT講師》
なんでも知ってます! なイメージ。
ホームページとか一瞬で作れそう。
コンサルとかやってそう。
 
結局、パソコンだけを教えているわけではないけれど事務系の仕事にパソコンスキルを活かしたい生徒さんが多いことを考えて《OAインストラクター》が無難かな、ということで肩書として使っています。
 
講師っていうほど先生っぷりを発揮しているわけではないし、セミナーをバンバンやってるわけでもないし。
パソコンインストラクターですがMacはほとんど使えませんけれどね。
(Windows専門!)

仕事中の私は「これはこうしてああして……ここがこうなっているからこっちで……」という具合に、操作説明や解説をしている時間が圧倒的に多いので、インストラクターであることは間違いないのですが、役割としては圧倒的に ”喋るトリセツ” です。

名刺に ”喋るトリセツ” って書くと、高確率で「は?」となるので(実証済み)こちらは肩書ではなく、使えそうな場面でのみキャッチコピー的に使ってます。
 
結局のところ誰かにとって私は、
パソコンの先生であり
喋るトリセツであり
問い合わせ窓口の人であり
近所のオバチャンであり
息子の母であるわけですから
肩書は「何屋」かわかればいいかな、と。

30代の頃は何者かになりたいと思っていましたが、今はもうその気持ちはだいぶ収まりました。
 
どんな肩書を使うにしても「生徒さん×テクノロジー」に多くの時間を使いたいと思っていることに変わりはありませんから。

『私×テクノロジー』が身近なものになるように、今日も仕事をすることが私らしいやと。
そんなふうに思うのです。