『オアスペ』凄い!!

天国と地球と霊を解き明かした書。
(ご出版、ありがとうございます。)





前回の続き



【エスクラの神書】より
(紀元前約1550年~紀元後約1450年リカのサイクルの3400年の最初の3000年)(コスモン紀元前約3400年~400年)
(3000年〔エスクラ〕と400年〔エス〕を足して、ボンのサイクル全体の3400年と等しくなる。)



(※エガプトのファラオであったヌ·ガンは、霊界にて長い間苦しんでいた。そして遠い昔にかけた呪いを解きに地球に戻ってきたモーゼは今、創造主の御光の通過口となりヌ·ガンを救済した。)

ヌ·ガンは言われた。
「最高の存在の息子であるモーゼよ、
どうか私の話を聞いてください。
私は、地球で亡くなって、天国(これらの世界)に入ったとき、
天国の私の王国が目の前で待っていてくれていることが分かりました!」

「地球の生命において私が彼らに課した奴隷制度のために、彼らは不幸であり、物乞い、奴隷、愚か者でした。

< 私は、彼らから逃げることも、
彼らを忘れ去ることもできませんでした。>

< 私は、客観的(※行動的)に去ったとしても、主観的(※心理的)に彼らに引き戻されました。>」


「そうです、私は、子馬のようで、初めは手綱を付けられますが、離れて、失敗して、そして、また離れて、失敗することを繰り返し、
ついに逃げることができないと分かり、
そしておとなしく降参します。

それと同じようでさえあり、
< 私は、私の王国に束縛されている > ので、
最後には、降伏して、彼らの奴隷になり、
彼らに与えざるを得なくなります。

(※はじめから、《私の王国》を持ったときから、そうしていればよかったのだ。というより、《私の王国》のために、 “王” とは、尽くし、しもべのように誰よりも働き、自分自身を与えるのが普通なのだ。創造主がそうされておられるように。それを学び取るための人生であり、そして【《王国》の最小単位は夫婦】である。もし夫が妻に自分を与えないなら、もし妻が夫に自分を与えないなら、ヌ·ガンが霊界で忘れ去ることができなかったように、互いのことを忘れ去ることも、逃げ去ることも出来ないようだ。互いに相手を《幸せな男性》、《幸せな女性》に成長させてやれなかった為にである。)

< なぜなら、私は彼らから “才能をあまりにも奪い取った ” >ので、
(※そういうことです。夫婦の場合は、《幸せな男性になれたはずの才能》、《幸せな女性になれたはずの才能》を互いに“あまりにも奪い取った”ことになります。)

< 彼らは幼児と同じぐらい無力で、
彼らの多くは極悪になったからでした。>

(※人生の中で、互いに成長させ合わなかったなら、夫も妻も、齢は取っていても、幼児と同じように無力であったり、極悪な性質になってしまいます。これは、甘い話ではありません。周りを見回してみれば、分かると思います。)」

「“ それでも、私は、【逃れられない】ことを受け入れました ”。

私は、彼らと数百年も精を出して働き、
出来る範囲で彼らを復権させました。
そして、来る数百年に、私は、自らの道を見つけ出すことを望み、
やがて、一縷の幸せが私に訪れました。」

「しかし、ああ!
闇(アジ)が、“ すでに暗くなっていた私の天国 ” にやってきました。

私の邪悪な者たち、つまり私が地球で虐殺した者たちが、復讐のために私を襲いました。
無政府状態が、私と私の民に溢れるように広がりました。
彼らは、まさしく狂気の悪魔(デーモン)になって、私を捕らえて、縛って、傷つけ、恐ろしい臭いで窒息させました。
彼らは数百万人といました!
彼らの呪いは、毒矢のように私を射ぬきました。

長く、私は彼らと戦いました。
そして、私はあなたとヤーウェイに叫びました!

しかし、ああ!私は地獄にいました。
誰にも私の祈りが聞こえませんでした。

何日も何か月も何年も、私は耐えましたが、
新たなより恐ろしい恐怖を体験しただけでした!」

「この “悲しみ” がどれほど長く私を襲ったのか、わかりません。
覚えているのは、私が “ 魂の病気にかかったこと ” ぐらいです。

そして、“ 虚脱感と失神を感じて ”、
それは、
< 私の生命を絶やすことができない “ 永遠の死のよう ” > でした。
私にとって、
それは1万年のようでした!」

(※これが、<霊界の本当の地獄の苦しみの様相>だ。人によって長くもなるだろう。肉体が無いのに苦しむ。肉体的な病気は無いのに苦しむのだ。何故なら、精神こそが私たちの本当の姿だから。それ故、精神が健やかでいられないような世界、磁界に入ったなら、苦しさとはヌ·ガンが証言したようになる。魂がおかしくなり、死ぬことも出来ず、死ぬより苦しい。<【気】が息を出来ない>というのが一番分かりやすいだろうか。
私たちはいつも、“【気】が好みを呼吸している生命体”だ。“好み” が、創造主に最終的には誘導されてゆくのだが、途中いつも、<悪趣味な好み>を犬のように嗅ぎに行ってしまい、しかし創造主が適宜、引き戻す。【創造主による引き戻しを受ける時、苦しいと感じる。】しかしそれで、一段階、悪趣味ではない、上質な趣味嗜好、好みへと私たちは成長する。)


「突然、気がつけば私はここにいました!
(※苦しみながら、苦しみの最中に、人は色々なことを敏感に感じ、気付き、分かり、悟っていき、【“ 精神 ” が変化し、それで居る磁界が移り変わる】。)

主神の聖なる息子よ、
あなたの前で私は混乱しています!
どのように私はここに着いたのですか。
何が起こったのですか。
あるいは、これはただの悪夢の続きですか。
そして、私はまた恐怖の悪夢に戻るのですか。
私の古い王国が私を襲うことなく、
どのように私は出て行くことができますか。」

「彼らは、どこか近くで待ち伏せして、
私をもう一度捕まえて、また拷問にかけるのですか。
モーゼよ、教えてください!
どのように、私はあなたの正当な審判を受けることができますか。
そして、二度と、願わくば永遠に、
罠(※悪趣味の臭いを嗅ぎに行ってしまうこと)にかからないことを望みます!」







次回に続く



『オアスペ全訳第2巻』P541,542




“ヤーウェイの御名において
「気がつけば私はここにいました」のしるしで
敬礼をお送りします!”