訪れた人々を笑顔にしてくれるテーマパーク。
その多くは子どもやファミリーが一緒に楽しめるよう工夫されているが、
先頃、米ラスベガスには“大人のテーマパーク”「Dig This(ここ掘れ)」が開園した。
と言っても、決していやらしい類のものではなく、ここは重機をテーマにした施設。
来園者は講習を受けた後、土をすくうなどの重機の操作が楽しめるという。

米紙ウォールストリート・ジャーナルや英紙デイリー・メールなどによると、
このテーマパークを開いたのは45歳のエド・マムさん。
2004年、コロラド州スティームボード・スプリングスに土地を買った彼は、
その整地のために1台の掘削重機を借りた。
すると、自ら重機を操作していく中でその楽しさに気付いてしまい、
整地そっちのけで遊んでしまったそう。
このとき「お金を払ってでも操作したいと思う人がいるかもしれない」と感じた彼は、
テーマパーク化のアイデアを思いついたという。
そして2007年、自宅近くの場所で試験的に「Dig This」をオープン。
遊ぶ時間と操作する重機によって「280ドル(約2万2,000円)から650ドル(約5万3,000円)」という、
決して安いとは言えない料金設定ではあったが、彼の見立ては間違ってなかった。
当初は採算度外視で運営していたそうだが、オープンしてみると
「会社経営者から84歳の女性まで」幅広い層の客が来園。
自動車免許の有無はバラバラだったが、ほとんどの人が
日ごろは味わえない重機の操作を楽しみ、そのスケール感に満足していたという。
スティームボード・スプリングスでの日々で確信を得たマムさんは、
「ビジネスモデルを仕上げるときが来た」(デイリー・メール紙より)と、
晴れて今年6月に「Dig This」をネバダ州ラスベガスへ移転し、
念願だった大都市でのオープンにこぎ着けた。
一般的に抱かれるテーマパークのイメージとは大きく異なる
5エーカー(約2万平方メートル)の土だらけの場所には、
ブルドーザーやショベルカーなどのさまざまな重機が並んでいるという、
少し異様な光景が広がっている。
「Dig This」の公式サイトによると、ラスベガスでは以前とは料金設定を変更しており、
現在は入場料が200ドル(約1万6,000円)から750ドル(約6万円)。
いずれも3時間のパック料金になっており、
来園者は最初の1時間でインストラクターから安全と操作に関するガイダンスを受ける。
その後、2時間の実技を行うという流れだ。実技では土をすくって穴を掘ったり、
大きなタイヤやボールを使ったゲーム感覚の技術テストを受けたりと、
いろいろな楽しみ方が用意されている。
ラスベガスへの進出という夢を実現させたマムさんは、
ここでの成功を糧に、さらなる世界展開も視野に。
同パークのスポークスマンは、いずれ「アトランタとニューヨーク、
それに東京とオーストラリアにもオープンさせたい」と話しており、
ゆくゆくは日本でも「Dig This」で重機を楽しめるときがやって来るかもしれない。
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