いつもこうだとイインダケドネ | 大河で実乃梨

いつもこうだとイインダケドネ

タイトルは小説の事ですw
最近小説を書いてるとやたらインスピレーションが湧いてくるんですよ(・ω・` )
おかげで東方の小説がなんと3章まで書き終わっちゃいましたよw
取りあえず今日は1章載せますねw
※コメ返は後日でwww←

注意書き
・たかが一高校生が書いた文章なので過度な期待はしないこと
・キャラ崩壊などが多少あるので注意
・長いのは勘弁w


ではどうぞw



1章「永遠亭」


「ん・・・」
小鳥の囀りで目が覚める
「眠い・・・・・、つーか・・・ここどこだ?」
辺りを見渡す
部屋は8畳ぐらいだろうか、和室で襖の外には大きな庭が広がっている
ここに住んでいる人はそりゃあ大層な大金持ちに違いない
と、そんな事はどうでもよくてだな
今俺は・・・何処にいるんだ?
取りあえず今自分が置かれている状況を整理しよう
今俺がいるのは和室、もちろん布団はある
体の方も特に以上はない
一つだけ問題があるとすれば、寝ている以前の記憶がない事だろうか
(まずいな・・・この年でもう痴呆かよ・・・)
ちなみに俺こと黒月和真はこの前高校を卒業したばかりの18歳である
寝ている以前の記憶がないとは言え、多少は覚えている
神経を脳に集中し、思考する
(えーと・・・確か昨日は・・・、卒業式があってその後打ち上げがあって友人のひとりがまだまだいけるとか言ってたから俺も便乗して2次会に参加して・・・)
今思うとすごいはっちゃけてたよなぁ・・・
っと確かその後は・・・、飲みすぎて気持ち悪くなったから友人に家まで送ってってもらってすぐに寝た筈だ
まあ高校生が酒飲んでるのかよって話は置いといてだな
俺は確かに自宅で寝たはずなのに起きたらここにいた
話が飛びすぎていて頭が付いていけてない
「これは・・・自分で考えるより誰かに聞いてみる方が早い気がする・・・」
最初からそうしていた方がよかった・・・



「やっぱ広いなぁー」
俺は部屋を出て廊下に来ていた
正直あの部屋を抜け出していいかわからなかったのだが、いくら待っても人が来なかったのでこうして部屋を出てきたのである
「しかしこう言うのもなんだが、病人に対する扱いが酷くないか?」
まあ病人ってほどでもないんだがな
まあそれでも恐らく倒れたであろう俺をここまで運んでくれた事には感謝するとしよう、体には異常ないしな
「・・・しっかし長いなこの廊下」
さっきから同じ景色しか見てない気がする、そして襖の数が異常に多い
「ここは旅館か何かと勘違いするぐらいの広さだな・・・・・ん?」
廊下の突き当たりに一際目立つ襖があった
襖の上の所に「DANGER」と書いてある
なぜだろう、とても入ってはいけない気がする
(でも人間ってこういうの見るとそれにしか興味がむかなくなるんだよなぁ・・・)
つくづく人間とは正直な生き物である
「まあいいや、取りあえずまずは入ってみるか」
意を決して襖を開けてみる、とそこには夥しいほどの棚があった
棚には薬など、医薬品関係の物が陳列している
(ここの家主は医者か何かなのか・・・?)
俺はよく親父の手伝いでよく病院に来ていたがここまでの数の薬品を一度も見たことがない
一応これでも医者の息子だ、まあ詳しいことはあんまりわからないんだけどな
それでも多少は医学に関して理解している
だがここにある薬は殆ど見たことがないものばかりである
(・・・なんかますますこの屋敷が怪しく思えて来た)
取りあえず一つ瓶を手に取ってみようとした所でふと思った
「やっぱ勝手触っちゃまずいよなぁ・・・」
「ええ、ここの薬は危ないから触らないほうが身のためよ」
「ですよねー・・・・・・・・・え?」
ふと後ろを振り向く
するとそこにはチャイナドレスっぽい服装に身を包んだ女性が立っていた
一体いつからそこに・・・
「あ、そう言えばあなた寝室にいた人かしら?」
「ああはい、それと倒れた俺をここまで運んでくれてありがとうございました」
「気にしないで、病人を助けるのが私の役目だから」
「本当に助かりました、あ、やっぱり医者の方でしたか」
「ええ、私はこの幻想郷で医者をしている八意永琳よ、これからよろしく」
(・・・これから?)
これからって事は俺はここに住むのか?と、そうだ、ここはM県なのか聞いてみよう
ちなみに俺はM県S市在住である
「あのー・・・すいませんひとつ聞きたいことが・・・」
「?何かしら」
「ここってM県内ですか?」
すると永琳さんは首をかしげた
「M県?聞いたことないわねぇ・・・外界のことかしら?」
外界?むしろ俺は外界の方が聞いたことない
まさかとは思うがここは日本国内だよな?なんか非常に国外臭がするんだが・・・
「たびたび俺からの質問で悪いんですが、『幻想郷』って場所的には何処に位置するんですか?」
「幻想郷自体は日本にあるわよ」
良かったぁ・・・
「でもここ幻想郷は結界が張られているから正確に言うと日本じゃないかもしれないわね」
「( ゚д゚)」
「まあ驚くのも無理はないかもしれないわ、所で・・・あなた倒れる以前の記憶はある?」
「えーとですね・・・よく思い出せないんですが、気づいたら竹林みたいな所にいて、彷徨ってたらうさみみの制服着た彼女に会って、気づいたらここにいました」
「なるほど・・・で、そのうさみみの目は見た覚えはある?」
「えーと・・・・・確か見た気がします」
「またうどんげの仕業か・・・よし、じゃあちょっと付いて来て」
と言い永琳さんは部屋から出て行った
(・・・さっきの話からすると俺は異世界に来たんだな・・・、さよなら俺の平穏な生活・・・)
とボヤきながら永琳さんについて行った


しばらく永琳さんに付いて歩いていると玄関らしき場所に着いた
と、そこに見覚えがあるうさみみが一人
「うどんげ、ちょっといいかしら?」
「はい!なんでしょうかお師匠様?」
「この人の事に付いて聞きたいんだけどいいかしら?」
「!?・・・は、はいなんでしょうか!?」
「あなたこの人の波長狂わせたわね?」
「そ、そそそんなことするわけないじゃないですか!第一私は人を襲いませんし・・・」
永琳さんは大きくため息をついた
「その様子だと図星のようね・・・まあ大方私の実験の為に連れてこさせようとしたんでしょうけど・・・」
「ギクッ!」
「まあそれは後でお仕置きするからいいとして、あなたこの人は迷いの竹林で見たんでしょ?」
「はい、私が歩いてたらその人が竹林を彷徨ってました」
「で、波長を狂わせてこの人を連れてこようと?」
「は、はい!でもなんか怖くなって逃げてきちゃいました・・・」
「それはどうして?」
「私の勘違いかもしれませんが・・・私がこの人に近づいたらものすごい勢いで睨まれた感覚に襲われたんです・・・」
「あなた・・・えーと名前は?」
急にこっちに来たので驚いた
「俺の名前は和真です」
「わかったわ、えーとじゃあ和真、あなた何か能力とか持ってる?」
・・・さっきから波長だのなんだのわけのわからない事ばっかりだな・・・
だがこれははっきりと言える
「俺には能力なんてありませんよ、普通の高校生です」
「わかったわ、じゃあ単にうどんげがヘタレだったのね」
「ひどっ!」
「取り合えず聞きたい事は聞いたから・・・後はみんなに和真を紹介するだけね」
「そうですね!和真さんならきっとみんなと仲良くやっていけますよ」
え?え?何か勝手に話が進んでいるような気が・・・
「あのーすいません・・・」
「ん?何かしら」
「俺ってここに住むんですか?」
すると2人とも驚いた顔をしていた
「住むも何も・・・あなた帰る家ないんでしょ?」
「まあそうですが・・・でも俺なんかがここにいて大丈夫なんでしょうか?」
「少なくとも私は異論はないわね」
「私も特にないです!あ、あと和真さん!この前はほんとにすいませんでした!」
「いや、別にいいって」
「ほんとごめんなさいです・・・もう2度としませんから!」
「うん、これから仲良くしてくれると助かるな」
「はい!こちらこそよろしくです」
「それじゃああとはみんなに聞くだけね、うどんげ、姫を呼んできてちょうだい」
「了解です!あ、てゐとうさぎ達も呼びますか?」
「ええ、じゃあ私たちは客間にいるからお願いね」
「了解しました!」
と言いうどんげは外に出て行った
「さて!私たちは客間で待つとしましょうか」
「そうですね、それと永琳さん、ほんとにありがとうございます」
「気にしないでいいのよ、それに生活する時一人でも多いほうがいいじゃない?」
「まあ確かにそうですね、あ、もちろん掃除や洗濯もしますんで」
「あら?それは助かるわ~、正直うどんげ達だけじゃ人手が足りなかったのよね」
「家事は昔からやっていてある程度は出来ますんでなんでも頼んでくれて結構です」
「じゃあ明日からお願いね、と、客間を通り過ぎるところだったわ」
永琳さんが慌てて戻って襖を開けた
するとそこにはねっころがりながら煎餅を食べながらテレビを見ている少女がいた
というかテレビあるのか・・・
「あら姫、ここにいたのね」
「ネトゲの方が一段落ついたからね、・・・ってそっちの人は誰?」
「この人は和真、迷いの竹林で倒れてた所を私が連れてきたの」
「へぇー、で和真はうちに住むの?」
これまたストレートに聞いてくるなぁ・・・
「少なくとも私とうどんげは賛成よ、それに和真は帰る家がないからね」
「へぇー・・・まあ私は別にかまわないわ、退屈しのぎにもなるだろうしね」
俺は退屈しのぎの為にこの家に住むのか・・・
まあ住ましてもらうわけだから文句は言えないが・・・
などと思っているとうどんげがウサギ達(?)を連れて客間に入ってきた
・・・ちょっと数が多すぎやしないか?
ざっと数えて30はいる
・・・この屋敷が大きい理由が今わかった気がするかもしれない
「師匠~、連れてきましたよ~」
「ありがとう、それじゃあみんなに聞くけど・・・今日からこの永遠亭に住む事になった人がいるの」
周囲がざわつき始める、なんか転校生にでもなった気分だ
「こっちの彼がそう、和真、一応自己紹介を」
永琳さんに促される
「えー先ほど永琳さんにご紹介にあずかりました和真です、これから迷惑をかけるかもしれませんが何卒宜しくお願いします」
何故か無駄に疲れた・・・自己紹介ってこんなに疲れたっけか?
と、永琳さんが立ち上がり言った
「誰か異論がある人はいるかしら?」
・・・。
「ないみたいね、それじゃあ和真、改めて宜しく」
「あ、はい!宜しくお願いします」
「まあ住む事になったんだからしっかり働きなさいよね」
「・・・姫がそれを言っても説得力がry」
「うどんげは追い出されたいのかしら?」
「すいませんでした」
こうして俺の永遠亭での生活が始まった・・・