賃貸業界は大丈夫? | 行動する大家さんの会スタッフ

賃貸業界は大丈夫?

こんばんは下條です。ようやく「食あたり」より復活してきました。

ご心配くださった皆さん、有難うございました。


今日は松下幸之助氏の「商売心得帖」より抜粋したものをご紹介します。


どんな業界方にも読んで頂きたいのですが、特に不動産・建築・賃貸業関係の方々には、じっくりと読んで頂きたいと思います。


では、ご紹介します。

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「業界の安定は共同責任」


どんな商売でもそうでしょうが、お互いのお店が力強く発展、繁栄していくためには、そのお店の属している業界全体が常に健全で、世間の人々から信用されているということが大事だと思います。


「あの業界は信頼出来る業界だ。どこの店に行っても、よい品を適正な値段で売っているし、お客に対するサービスもいい。だから安心して買い物できる」


と言われているような業界であってこそ、お客様にも喜ばれつつ個々のお店の商売もほんとうに繁栄するのだといえましょう。


そのためには、その業界に属する店がそれぞれに健全で、お客様に信用されるものでなければなりません。もしそうではなく、業界の中に不健全な店が多ければ、


「あの業界はダメだ。信用できない」


ということになって、業界全体としても大きな損害を受けることになってしまうと思うのです。

そういうことを考えてみますと、お互い商売を進めていく上で、自分の店を健全なものにしていくことがまず第一に大切なのはいうまでもありませんが、それと同時に、他のお店とも上手く協調して、業界全体の信用を高めるということも配慮していかなければならないと思います。


もちろんそうはいっても、他のお店と仲よくすることのみにとらわれて、互いに競争するとう姿が生まれてこないということではいけません。

そういう競争のない状態からは、業界の進歩、発展というものはやはり生まれてこないでしょう。

ですから、お互い、正しい意味での競争、秩序のある対立というものは大いに行わねばなりませんが、その対立、競争の中に調和を見出していく。

つまり対立しつつ調和することによって、自他ともの健全化を考え、同時に業界全体の信用を高めることを考えていくことが肝要だと思います。


そのように業界全体が世の人々から頼りにされることが、新しい時代における業界のあるべき姿である。
またそういう姿をお互いが協力して実現、商売人として一つの尊い務めもあると思うのです。


松下幸之助著 「商売心得帖」より抜粋

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「行動する大家さんの会」を立ち上げた理由がまさにこれです。


つまり「賃貸市場に関わる人々が、正しい商売をして、正しい業界になって欲しい。」


そうでなければ、賃貸業界も不動産業界も管理業会も建築業界もetc・・・・・お客さまに見放されてしまします。

そして、最大の被害者はそう言った業界に囲まれた部屋に住む「普通の人々」です。


皆さんの業界はいかがですか?
また、お客さまの立場から「不健全だなぁ」と思ってしまう業界はありますか?


商売以外だってそうです。
例えば、政治家は?官僚は?医療・教育・マスコミはどうでしょう?


ちょっと、いつもと違う視点で考えてみてください。


下條雅也